「Co2見える化 井戸端会議室」では、早稲田環境研究所の研究員が身近な環境問題やCO2削減について、ご説明します。今回は「利用者にも地球にも優しい車いすとは??」担当は"norikazu"です。
近年、社会的バリア・フリーの視点に立ち、ハンディを持つ人々の活動範囲を広げることや安全性の向上を考えることが、早急に対応すべき問題となっています。また,高齢社会に突入しており、高齢者の増加や老人介護問題等から高齢者向けモビリティ機器の必要性が叫ばれ、不便無く移動することの出来る手段としてのモビリティも必要となっています。
そこで私は、このような問題を受けて次世代モビリティ機器としての車いすの開発を目指し、車体性能の向上等の研究を行っています。
堅苦しい研究紹介はさておき、ここからはなるべく分かりやすく進めて行きたいと思います。冒頭で不便無く移動できる手段と書きましたが、現状の電動車いすの不便な点として、何があると思いますか?
インフラの未整備や操縦性能など、様々な不便な点が挙げられると思います。その中でも、1回の充電でどれだけの距離を移動することが出来るかと言う航続距離について、次回から取り上げたいと思います。
2008/10/31