「Co2見える化 井戸端会議室」では、早稲田環境研究所の研究員が身近な環境問題やCO2削減について、ご説明します。今回は「安全教育?」担当は"YUM"です。
環境問題といえば、一般には地球環境のことですが、一人の人間としては生活環境や作業環境というものもかなり大事ですよね。
そこで、僕は安全教育というものについて研究をしています。安全教育とは、事故やトラブルを未然に防ぐための教育のことです。
普段家庭でつかう家電製品や文具などでは、取扱説明書に操作方法や注意事項とか細かく書かれていると思います。でも正直なところ、説明書は簡単に見る程度ですよね?少なくとも僕は困ったときにちょっと見る程度です。
細かく注意事項が書いてあっても、文字だらけでそれがどんなことを言っているのかわかりづらいし、いざ製品を使う際には忘れてしまうことがあると思います。実際に学校や家庭での事故事例を調査してみますと、普段ちょっと考えられないような単純な操作ミスなどが原因となっている事故が多いことがわかります。
そこで、もっとわかりやすく、いつでもどこでも誰でも気軽に、効果的な安全教育を目指し、体感型の安全教育支援システムというものについて研究、開発をしています。
現状ではまだまだ改善点があるのですが、将来このシステムによって、家庭や学校、工場などでいろいろな人がしっかりとした安全教育を受け、些細な事故が減少するといいなと思っています。
2008/12/19