前回は、インターネット検索サイトのヒット数から環境問題に関する世論の動きを見てみました。
今回は、実際のアンケート結果をもとに、環境問題に関して世論がどのようなことを重要視しているのか見ていきます。
1995-1997年度にかけて行ったアンケートと同様のアンケートを2005年度にも行い、その結果を比較することで、環境問題が時代の流れによってどのように変化しているのか検討してみました。
図のように、エネルギー枯渇、地球温暖化に対する重要度が高まっていることがわかります。また、専門分野(バックグラウンド)が違うだけでも、アンケートの結果が異なっているということもわかりますね。
環境問題とは非常に多面的な要素を含んでいます。それゆえ、環境問題の重要度が時代によって変化してしまうのでしょう。
環境問題を考えるときにはひとつの見方に囚われず、さまざまな見方で考えていくことが大切だと思います。