前回に引き続き今回も「ペットボトル」のリサイクルについて考えていきます。
469maランドの皆さんは、分別回収されたあとのペットボトルの行方を知っていますか?
下の図は、2007年に国内で回収されたペットボトルの行方を示しています。
出典:PETボトルリサイクル推進協議会
なんと、国内で回収されたペットボトルの半分以上が海外に輸出されてしまうんです。
輸出されるペットボトルのほとんどが中国と香港のようですね。
つまり、回収者である自治体は、国内で回収したペットボトルを中国や香港に売ってしまっているということです。
この約9割がリサイクルされていると言われていますが、最終的な行方は不透明なところもあります。
ここで考えなければならないのが、
「なぜ、回収されたペットボトルが日本国内だけでリサイクルされないのか」
ということです。
その一番の要因は、回収されたペットボトルを国内の業者より中国や香港のほうがが"高く買い取ってくれる"ということです。
そこに、環境省が2006年6月に「待った!」をかけました。
まず、
「海外の業者にペットボトルを販売するのであれば、その業者が適正にペットボトルをリサイクルしているのか事前に確認しなさい。」
そして、
「その情報を住民に提供しなさい。」
という通達を出しました。
しかし、ペットボトルの輸出量は、増えているようですよ。
469maランドの皆さんは、ペットボトルの海外輸出をどう考えますか?
日本の大切な資源が海外へ流出してしまっている・・・
海外でも適正にリサイクルされているのであれば問題ないかも・・・
買取価格が日本より海外のほうが高いからって、安易に輸出してしまうのは・・・
こうやって考えると、回収されたペットボトルの輸出について、いろいろな見方ができますね。