この図は、我が家で入力したデータです。平均値よりだいぶ小さくなっていますが、これは、自動車には乗らないので、ガソリンに起因するCO2排出量がないこと、妻と2人暮らし(当時、2009年7月に長女が誕生し、3人になりました!)でかつ、外出している時間が長い等のことが挙げられます。
夏場(8月)よりも冬場(1、2月)の電力消費が大きくなっていることがわかります。
まずは、みなさんの家庭でのCO2排出量の推移を把握してみてください(電気やガスなどの推移とみなさんの生活を重ね合わせて考えてみてください)。次に、CO2排出量のピークがいつになっているかを確認してみてください。
そのうえで、年間を通じてみた場合の省エネのポイントは以下のとおりです。
・ 中間期(春、秋)は、なるべくエアコンを使わない(極力、ゼロに近づけましょう)。
・ ピーク時(夏、冬)のエアコンの負荷をなるべく下げる(「使わない」というわけではなく、設定温度を適正にすることや不要時は止める等です)。
・ 年間を通じて使用する機器はこまめな省エネを実行する(例:冷蔵庫、照明、電気製品の待機電力カット等)、あるいは、最新タイプへの更新を検討する。
これらもどこかで聞いたことがある話かもしれません。しかし、自分の家のデータと突き合わせて考えることで、その改善策のイメージがより具体的になってくると思います。
ちなみに、私の家の夏場の電力が抑制できたのは理由があります。我が家には、リビングに大きなエアコンがあります。夏、在宅しているときは、なるべく「リビングにいないように」こころがけました。つまり、もう少し小さいサイズのエアコンが付いている別の部屋で日中過ごしたりしていました。
このように「動線」を変えることも省エネの観点からいくと有効なのです。