2009年10月アーカイブ
「炭素の足跡」という意味で、上店頭等で商品にライフサイクルにわたるCO2排出量を表示することをいいます。欧州では先行的な取り組みが進んでおり、我が国でも経済産業省が大手小売業と連携して研究会を立ち上げて議論が進んでいます。消費者の低環境負荷製品選択を支援するための仕組みとして注目されています。例えば、地元で生産された食品は、輸入品よりもCO2排出量が小さくなると予想されますよね。私自身は、カーボン・フット・プリントが単に地球温暖化に対する問題としてだけでなく、食の安全・安心(トレーサビリティの確保)等との問題と抱き合わせて議論されていけばよいと思っています。
ちなみに私どもがお手伝いした例としては、地域の特産品(農産物)のカーボン・フット・プリントをお手伝いしています。これらを通じて、特産品のブランディング化ができればと考えています。
469maランドをご利用頂いている皆様に嬉しいお知らせです。昨年の3月球団を退職し、それまでオーナー代行を務めていた小嶋武士が、469maランドに執筆をすることになりました。
「CO2の見える化」は環境対策の基本中の基本であり、こういった取組みがどんどん広がるようにと、サイト活性化の一助になればと執筆を致します。
子供の頃や学生時代の話。そして社会人時代には球団買収という異次元のプロジェクトに係わり、活躍していました。そのキャリアの中で培った苦労話、ぐっと来る良い話など、題して「私のヒストリー」として皆さんにご提供致します。
第一回は、10月を予定しています。楽しみにして下さい!
「北海道にプロ野球を?私のヒストリー」開始にあたり
戦中・戦後を知っている人達は、発展していく日本の姿の「時の番人」であり、まさに激動の渦中を経験して来た人達であると思います。私は戦中に生まれ、戦後の厳しい中で幼少時代を過ごし、今日の日本の成長を見てきた一人です。
岡山県で生まれ、疎開で高松市の田舎に移り住み、大学時代から東京で生活し、一般の学生が進むのと同じように就職をしました。そして思いも寄らぬ会社の球団買収。終身雇用という中で、入った会社で定年まで過ごすという形で言えば、門外漢の分野で働くということは、ある部分大変だったけれども自分自身を大きく成長させてくれたと思います。
今夏、私は札幌ドームのオールスターの観戦に行ってきました。先代大社オーナーの野球殿堂入りの顕彰表式があったからです。
超満員に膨れ上がった札幌ドーム球場。
北海道の球場に、これだけ多くの人が足を運んでくれる。思えば当時日本ハムファイターズの運営を開始した頃、フランチャイズにしていた後楽園球場は閑古鳥の毎日でした。どうしたらお客さんが来てくれるのか。果たして球団経営は上手くいくのだろうか......。
これから私の拙い経験を下に469maランドで執筆を始めていきます。
日本の成長は、目覚しいものがあります。使い古された言葉ですが、「経済大国ニツポン」は、戦中・戦後を知る我々にとって本当に凄い経験をさせてくれました。そしてその経済の発展と共に、環境が少しずつ悲鳴を上げています。私の現在住んでいる東京では、ここ何年も虫取りの昆虫網を持った小学生を見かけなくなりました。全国どこでも見かけた夏の風物詩は、山や川のある場所に限られてしまったようです。
私の執筆が読んで頂いた方に少しの元気を与え、そして環境について考えるきっかけとなり、469maランドのデータ収集のお手伝いに繋がればありがたい限りです。
みなさんは歯磨きをしているときに、水を流しっぱなしにせずに、きちんと止めていますか?
Yesと答える人が多いと嬉しいのですが。
歯磨きをしている3分間、水を止めるとどのくらいCO2が削減できるのか、計算してみました。
蛇口から出ている水の量を、1分間で12Lとします。
そうすると、3分間で出る水の量は、12L/分×3分=36L。
水は1L当たり0.00036kgのCO2を排出しているので、36L×0.00036kg-CO2/L=0.01296kg-CO2。
つまり3分間で"13g"のCO2を排出していることになります。
CO2の体積は、CO2が1gで500mlでした。
13g×500ml=6.5Lです。
歯磨きにかかわらず、シャワーを浴びたり洗い物をしたりする時にも、"3分間で13g"、"3分で6.5L"を意識してみてください。
今回から、何回かに分けて、最近よく耳にする言葉について解説していきたいと思います。
今回は、エコポイントです。エコポイントは、省エネ商品・サービスの購入・利用又は省エネ行動に伴いポイントがたまり、そのポイントを商品等に交換することができるシステムや仕組みの総称です。最近では、政府が推奨している省エネ家電の買い替え等でつくポイントが注目されていますが、その仕組みは地域や民間企業独自で構築されているもののもあります。
もともと消費者が環境問題に取り組むためのインセンティブを付与することを目的に議論が始まったものです。どのような仕組みがあれば、もっといろいろな人たちが環境問題に参画してくれるか?アイディアはたくさんあると思います。議論が進んでいるように思われていますが、がちがちに固まったものではないので、みなさんの地域独自のエコポイントシステムを考えてみてはいかがでしょうか。
なお、下記は私たちが開発しているエコポイント取引端末です。お手軽にエコポイントシステムを設計できますので、関心のある方は見てみてください。