Earth Health Club Corporation
ずっと地球とお友だち
個人の皆様 法人の皆様 受験問題に挑戦! 469ma(シロクマ)ランドとは? W-Terminalメンバーオンリー
TOP アドバイス ECOを知る ログイン

2009年11月アーカイブ

katei.jpg


洗い物をする時でも、顔を洗う時でも、蛇口をひねるとお湯が出てきます。

水を使うよりはエネルギーを使っていることは分かりますが、実際どのくらい余分にCO2を出しているのでしょうか。

 

蛇口から出ている水の量を、1分間で12Lとします。(前回と同じです。)1Lの水からお湯を作るためには、ガスを使います。そのガスから出てくるCO2の排出量は0.00595kgです。

12L×0.00595kg/L0.0714kgなので、71.4g-CO2です。

 

たった1分間で約70gものCO2を排出しているのです!

 

もちろん寒い日のお湯は、心も癒してくれるくらい気持ちの良いものです。でも夏はもちろん、春や秋には水でも十分なこともありますよね。

洗い物や洗顔、手を洗うときなど、「寒くなければ水を使う!」を思い出してくださいね。

kankyo_anna_konnna.jpg

CO2の排出量を、2020年までに1990年比で25%削減する。」

鳩山首相が、国連の気候変動首脳級会合で日本の温暖化対策の目標を発表しました。

 

前回の"あんな見方こんな見方"でエコランキング1位だった民主党が政権を取ったことで、今後益々、環境問題に関して世論が敏感になっていくのではないでしょうか。

 

さて、今回のテーマは「つめかえ用パック」。

最近は、ボディーソープや台所用洗剤の「つめかえ用パック」が多く販売されていますね。そこで、こういった「つめかえ用パック」を使用することが、どれくらい環境にやさしいのか、

早稲田環境研究所の研究員が調査・分析を行いました。

 

今回、調査対象とした商品はコレ。

 

 

091125_1.jpg

 

花王の「ビオレu」と「キュキュット」です。

家庭で使用されている一般的なボディーソープと台所用洗剤を調査対象としました。

 

469maランドの皆さんはどんな結果になると思いますか?


次回、驚きの結果が!?

 

ondanka.jpg   
  みなさんは燃料電池を知っていますか。燃料電池は自然エネルギーそのものではありませんが、化石燃料を燃やすことで得られるエネルギーからの転換として期待されています。この燃料電池には電極の触媒に必要なものがあります。白金です。白金は、よく耳にする言葉でプラチナと呼ばれており、指輪やネックレスなどの宝飾品で"金よりも希少"、高価なことで有名ですね。

燃料電池は、確かにクリーンでエコな存在ですが、他の環境側面では悪影響を与えていることを知っておきたいと思います。


14回分写真.jpg


早稲田大学環境総合研究センター

客員研究員   神宮文代

ondanka.jpg

 近年、オゾン層の破壊が深刻な環境問題になっています。オゾン層とは、地上から10から50kmにある成層圏の中でも、オゾン濃度の高い層のことです。オゾン層の破壊は、二酸化炭素(CO2)やフロンなどが原因で引き起こされます。破壊されたオゾン層はオゾンホールと呼ばれ、人間にも紫外線による癌の増加等が懸念されています。


13回分写真.jpg


早稲田大学環境総合研究センター

客員研究員     神宮文代

「私のヒストリー」第1回

kojima.jpg

  

岡山市で生まれた私は生まれて間もなく、太平洋戦争の影響で高松市のさらに奥深い神山村西鹿庭へ、家族揃って疎開をしました(この「疎開」という言葉は、あと二十年もしたら死語に近い形になるのではないでしょうか?)

疎開した村から、父親の勤める会社香川ハムまでは自転車で二時間という距離。往復4時間をかけて父親は毎日会社に通っていました。また三人兄弟で二番目の私は、小学校へは片道一時間をかけて通うという日々がスタートしたのです。

新聞に入っている分譲マンションの折込チラシ。「銀座までドア・ツー・ドアで一時間」「始発で座れて大手町まで50分」というフレーズを読むと、戦後半世紀以上経ち、交通網が発達し、スピードに加えて利便性を追及する時代になったなとつくづく思います。

当時は、歩いて学校に通う。自転車や一日に数本しかないバスで街に行く。

それ以外に頼るべきものが無かったとはいえ、何事も自分のカラダでしっかり生きていくということを、小さい頃から自然と学ばされました。

今でも思い出に残っているのは、疎開先の家を兄と一緒に「行ってきます!」と大きな声で出発して歩いていると、同じように仲間達がぞろぞろと二人、三人と加わります。どんどんと歩いて行くうちに、やがて小学校に通う子供達の集団が出来上がっていきます。

ワイワイ・ガヤガヤ。

 

091106_1.gif

 

今で言う集団登校のようなものが形成されるのです。

往復二時間。雨の日も寒い日も、そして暑い日も、これが毎日続きます。

学校帰りは山に入ってシャブシャブ(「グミ」をそう呼んでました)を採って食べたり、川に入ってハゼやアカマツを捕まえたりして、学校帰りは毎日自然の中で遊ぶのが当たり前のことでした。

学校の仲間と遊ぶ寄り道時間を考えると、往復に使う通学時間は3時間を優に超えていたかもしれません。

私の住む東京では、私立の幼稚園ではバスの送迎付きがあります。小学生達は寄り道をすることなく、早く家に帰り塾通い。その上保安上から小学生に携帯を持たせ、GPSで子供の位置確認をしているご家庭もあるとか。

異様な犯罪が増えたとはいえ、都会の子は可愛そうだなと思います。山や川で戯れ夏は真っ黒に日焼けし、自然と逞しくなっていく、そんな環境を望むのはもう無理なんでしょうかね。 

one_point.jpg

 

個人や企業等がCO2排出量に応じた寄付等を行い、それを財源として植林や再生可能エネルギーの導入支援等CO2削減に貢献する事業を行うことで、CO2排出量を「相殺(オフセット)」するという考え方です。現在、これに関するさまざまな商品開発や事業が我が国でも登場しています。

要は、温暖化対策に取り組むための資金調達のひとつの手段であると考えてよいでしょう。企業等が温暖化対策等に取り組むきっかけとしては非常に興味深いスキームであるとは思いますが、もう少し工夫が必要であると個人的には考えています。

問題は、オフセットした資金がどのような温暖化対策に使われているかです。現存する大半の商品は、海外の排出枠を購入するための資金に充てられているようです(「排出枠付商品」と文字通りの表現をしている商品・サービスも存在します)。もちろん、これは京都議定書の目標達成に貢献するものです。しかし、もう少し国内の温暖化対策(例えば、省エネが進まない民生部門や中小企業の温暖化対策の原資とする等)の資金として活用されるような事例がもっともっと出てきてもよいのではないでしょうか。

海外では、低所得者の住宅の省エネ対策(電気代が少なくて済みます)や国内の太陽光発電施設の設置の資金となったりしています。

みなさんに見極めてほしいのは、単純にカーボン・オフセットが温暖化に貢献する、と思うのではなく、それによって集められた資金が何に活用されているかを見極めていってほしいと思っています。

早稲田大学 小野田准教授のワンポイントエコ授業
 
みんなで学ぼう!地球で起きてるこんなこと 
 
地球健康クラブ
 
早稲田環境研究所
 
NPO法人469maネット
 
このシロクマランドは早稲田環境研究所と地球健康クラブが共同で運営しております。

Supported by
Earth Health Club Corporation

月別記事