「つめかえ用パック」って本当に環境にやさしいの?という疑問に答えるべく、早稲田環境研究所の研究員が調査・分析を行った結果を紹介します。
今回は、4人世帯でボディーソープや台所用洗剤を使用した場合、つめかえ用パックを使用することで、どのくらい環境にやさしいのかを計算してみました。
また、ボディーソープや台所用洗剤が環境負荷を与えるのは"使用時"だけではなく、"製造時"や"廃棄時"にも環境負荷を与えると考え、今回対象とした「ビオレu」と「キュキュット」が製造→使用→廃棄されるまでの環境負荷を計算することにしました。
縦軸の「ELP / D・世帯」とは、
「1日で4人世帯が与える環境負荷の大きさ」
ということです。
ノーマル(通常製品)を使用した場合も、つめかえ用パックを使用した場合もほとんど差がありませんね。
これは、"水使用"や"排水処理"といった、使用工程の環境負荷がほとんどで、その他の工程による違いがほとんど影響していないということです。
ということで早稲田環境研究所が出した結論は、
「通常製品とつめかえ用製品の環境負荷の違いはほとんどない。」
です。
では、他の解決策はないのか?
例えば、メーカーは水使用が少なくてすむ洗剤を開発するといった解決策が考えられるのではないでしょうか。