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2010年1月アーカイブ

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前回、プリウスとヴィッツで製造時と走行時の環境への影響について

それぞれ比較してみました。

では、その二つをまとめて評価してみたいと思います。

比較対象は、プリウス、ヴィッツ、そしてここに中古のヴィッツを加えて見ます。

今回は、※資源強度原油換算量により比較する方法を用いています。

まずその結果から示します。

 

 

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※資源強度原油換算量とは、製造段階から必要になるエネルギーを

全て原油量に換算したもの(≒環境負荷度)です。

つまり、環境への影響を表す尺度です。

 

ではグラフがどういうことを意味しているか見ていきましょう。

まず0kmの時点で差が出ています。

これは前回示した製造時での影響からです。

中古車に関しては、すでに製造されているものなので、

製造時の環境負荷は0としています。

そしてそれぞれの車が走行していくに従って当然使われる原油の量も増えていきます。

この増え方の違いは、前回示した走行時の影響からです。

 

この二つを併せると、

新車ヴィッツとプリウスは28790km、中古ヴィッツとプリウスは81970km

の走行距離で交わることになります。

つまり、この距離より長く車を使うなら

プリウスのほうが必要な原油の量は少なくて済みますよ、ということなのです。

 

81970kmって、結構な距離ですよね・・・

今まで当然プリウスの方が環境に優しいでしょって思っていた人も多いかと思いますが、

実は今回のような見方をするとそうでもないんですね。

 

でもハイブリッドカーは減税額も大きく、売れているのは事実です。

次回、また別の視点で見てみたいと思います!

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子どもも大人も大好きなイベント、クリスマスとお正月が過ぎました。少し時間が経ってしまいましたが、クリスマスのイルミネーションに関してひとこと。

クリスマスが近づくと、早々とここあちらが夕方近くからイルミネーションに彩られていましたね。そのとき、「とてもきれいだなぁ。」と感じる自分と、「1日の消費電力はどれくらいだろう。家庭の庭先からイルミネーションスポットのある観光地まで、もっともっと地球規模で考えたら・・・。」と考える自分がいました。

近頃では、太陽光を利用したイルミネーションもつくられているそうですが、思い切って電気を消して夢の中でサンタクロースを待つ、こんなクリスマスも素敵ではありませんか。


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早稲田大学環境総合研究センター

客員研究員   神宮文代

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本当にエコな自動車選びとは何か。

その答えに少しでも近づくために、プリウスとヴィッツの比較を行いました。

 

例によって、今回も自動車の製造段階から使用段階まで考慮に入れて

環境負荷の大きさを見ていきましょう。

ということで、早速それぞれ製造段階で環境に与える影響を、

ELP(参考:番外編)を用いて比較してみました。

その結果がこちらです。

 

 

 

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なんと、プリウスはヴィッツに対して約1.5倍も環境への負荷があるようです。

走り出す前からこれだけのハンデを持っているんですね・・・

 

では、次に走行時に環境に与える影響を比較してみます。

その結果は、

 

 

100122_2.jpg


 

 

このようになっています。

こちらは逆にヴィッツがプリウスに対して約1.5倍大きな値になっています。

製造時と走行時を別々に見てみると、このようになりましたが、

果たして総合的に見るとどんな結果が出るのでしょうか。

続きは次回!

ドイツでは株よりスゴイ太陽光発電

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補助金制度等が充実している流れで、様々なお得な機会が展開されて、国内でも太陽電池を取り入れている家庭が増えているみたいですね。それは、どのくらいCO2ダイエットになり、どのくらいお財布にやさしいのでしょうか。

 

太陽光パネルを狭い屋根にばっちり設置した事を想定しましょう。例えば、12個のパネルを載せたとします。合計出力は、2.2KWくらいになります。

 

パネル費用と設置費≒(11.7万(パネル)+3万(工費))×12個=176

補助金1KW当たり 国:7万、東京都:10万、区7万(5万?15万が平均的)とすると

総出力が2.2KWなので補助金は 22万+15.4万+15.4万=52.8万 最も安くて=120

プラスαな特典 家電量販店のオール電化パッケージ割引、太陽発電ユーザーモニター割引、火災保険が安くなる、環境優良商品のローンだと金利割引がある。今年度の購入者に対しては売電価格が48/kWhという設定が設けられていいて、来年度は42円になる。(買いのタイミングは大事?)

本体176万‐補助金52.8万≒123万。お得割引を20万と見積もり

100万位で購入できたとしましょう!

日本の電力の平均CO2排出量は、1kWh=約400g-CO2

★家庭の電気利用量は、450kWh/月とすると180Kg-CO2

★売電量の試算:1日の稼働時間が3時間として、屋根の日当たりから効率を85%(西に設置したとして)とすると

2.2kW×3h×0.855.61kWh

168.3kWh/月がソーラーからの発電量となります。

よってソーラーによるCO2削減効果は168.3kWh×400g-CO2=67.3Kg-CO2/月となります。

電気代は1kWh 24円で10800

売電は1kWh 48円なので8078

 

100万円初期費用で回収年数は10年くらいやはりかかりますが?それ以降は全部御財布に。やっぱり地球のダイエットに貢献です。

 

ちなみにドイツの政策では以前、売電が3倍の価格で取引されていたらしいです。

これを上で仮定してみると、12118円の売電額に。若干12枚で月1318円の収益が入る。100万円寝かせているよりは良いですね。そしてパネル数を増やせばより収益率は高くなります。屋根が広かったら物凄い欲しい。

 

しかしながら、初期費用が色々とかかり回収年数が長期になるので、色々なキャンペーンを利用するのがお得なのでしょうか。

 

実は、一番得な効果というのが・・・・オール電化に変え「省エネ根性」が芽生えた結果、電力消費が下がる事です。モニター対象に実証されたみたいです。これが最も嬉しい特典かも。ダイエットでいうと筋肉ついて消費エネルギーが増える感じですね。

 

ダイエット!

●地球: 67.3Kg-CO2/

●御財布: 8078/

◎何より筋肉質な省エネ体系になる!

 

 

ニックネーム:ベニー

趣味:旅行、ささやかな投資

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日経新聞でこんな見出しを見つけました。

 

「新車販売『プリウス』独走」

 

どうやら、ハイブリッド車はエコカー減税額が大きいため、制度を利用した買い替えの動きが広がっているみたいです。

実際、ハイブリッド車は他のエコカー減税対象車よりもどれほど減税額が大きいのでしょうか?

 

そこで、トヨタ車を例にハイブリッド車であるか否かでどの程度減税額(重量税と所得税)に差が出るのか比較してみました。

 

その結果がこちら・・・

  

 

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(※その他減税条件は低排出ガス車75%及び燃費基準+25%で統一し、

エコカー減税対象になっているものの全ての車種の平均で算出した)

 

やはり、ハイブリッド車は減税額が2倍以上になっており、かなりお得なようです。

 

これなら政府の狙い通り、ハイブリッド車はどんどん普及し、車社会も環境に優しいものになっていきますね・・・

 

 

と、そんな簡単に政府の思惑を鵜呑みにしてはいけません。

 

本当に、ハイブリッド車に対してそれだけの税金を投入する意味があるのでしょうか・・・?

 

 

今回、ハイブリッドカーである「プリウス」と、ガソリン自動車の「ヴィッツ」 

 

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の二車種を比較することで、本当にエコな自動車選びについて

考えていきたいと思います。

ここでは単純に燃費だけではなく、自動車の製造段階までも考慮に入れて環境負荷の大きさを見ていきます。

 

一体どんな結果になるのか、次回の記事をお楽しみに。

家庭から始めるエコダイエット

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エコは地球のCO2ダイエット!と言われますね。私も体重と御財布のダイエットはよくします。無駄を減らすという事は、地球や(私)の御財布にプラスになる事が多いです。見返りがなく(体重減らないとか)諦める事はありますが、努力と忍耐力を備えて経済効果が得られれば地球温暖化を抑制できるかも。地球と体重のスリム化と経済的効果を一緒に考えましょう!

 

ニックネーム:ベニー

趣味:旅行、ささやかな投資

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