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2010年10月アーカイブ

暖房費を抑えよう!!

こんにちは。早稲田環境研究所新人2号です。

 

近頃急に寒くなってきましたね。

皆様は暖房を入れましたか?

なぜか家が温かいので、私はまだ暖房を使っていません。

 

さて、「近頃不景気なので、暖房費を抑えたい!!」という方も多いと思います。でも省エネ型製品に買い換えるのは、初期投資がかかるので、思い切れませんよね。

 

そこで、初期投資無しで暖房費を抑えるちょっとした知恵をお教えします。

 

それは扇風機です。


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えっ?なぜって?

 

暖房で暖められた空気は膨張し、密度が低くなります。密度が低い空気は上に向かうので、天井付近にたまっています。

お風呂で上が熱くて、下がぬるいのと同じ理屈ですね。

 

でも家にいるときは大抵座っていますよね。これでは暖かい空気の恩恵を受けられません。

そこで、扇風機で上にたまっている空気をかき混ぜてあげるのです。

 

天井の温度が5℃-10℃高くなっていることも珍しくありません。そんな時は扇風機で空気をかき混ぜてあげることで、2℃-5℃程度空調の設定温度を上げることも可能です。

 

1℃空調の設定温度をあげると約10%の省エネと言われているので、扇風機を使うことで20%-50%の省エネができる可能性があります。

扇風機の電力は暖房の約5%-10%ですので、それを考えても省エネですね。

 

 

ちなみに、扇風機の風が当たると寒いので、扇風機は上に向けてくださいね。

また、扇風機がない場合は、暖房の風向きを下向きにするだけでも空気が混ざり、暖かくなります。

 

今年の冬は寒いと聞いていますが、快適かつ省エネに過ごしましょう。

今年に入り、IPCC(気候変動に関する政府間バネル)では、地球温暖化に関する2007年の報告書におけるヒマラヤ氷河の解氷速度(2035年にはなくなってしまうという見解)について、科学的根拠がなく誤りであったとする声明を発表しました。

ですが、ヒマラヤの氷河がとけ続けていることは事実です。2035年にこだわるのではなく、少しずつ着実にとけているというこの現実をどう捉えるかが必要であると思います。 


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出典:北海道大学総合博物館HP


早稲田大学環境総合研究センター

客員研究員   神宮文代

こんにちは。先週に引き続き、早稲田環境研究所新人1号です。

 

今週は、102()3()に福島県郡山市で開催された、

ふくしま環境・エネルギーフェア2010

http://www.ecomirai.net/

に小名浜製錬株式会社と共同出展した際、メインステージで行った早稲田大学准教授兼早稲田環境研究所代表取締役の小野田による

【ミニエコカーがやって来た! 「こどもが受けたい・環境の授業」】というタイトルの子ども向けの環境学習イベントの詳細です。

http://www.ecomirai.net/event.html#oct3

 

ステージ上で、弊社小野田が環境に関する授業を行い、その授業中に環境に関する〇×クイズを出題し、ステージ上で授業を受けてくれた小学生や中学生の子ども達がスケッチブックに回答を書いて答える、という流れでイベントが行われました。

その様子がこちらです。


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出題されたクイズの一部を紹介すると・・・

【温室効果ガスとはCO2のことをいう。〇か×か?】

 

さて、答えはどちらでしょうか?

 

答えは×です。温室効果ガスにはCO2以外に牛のげっぷに含まれるメタンなどがあります。温室効果ガス≠CO2なのです。

 

授業後、ステージに上がってくれた子達にはULVに試乗してもらいました。また、イベント終了後は試走も行いました。我々のみでなく、授業に参加してくれた子の親御さんにも実際に運転してもらいました。

 

このイベントを通じ、皆さんの環境への関心を高められた確かな手ごたえを感じました。

 

今後、展示やイベントに参加した際には、こちらでもお知らせします。

ではではー。

「私のヒストリー」第6回 

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海の想いで その1

 「あそこは、ガー太郎(河童)が住んでいるから、足を引っ張られるぞ」
と、言い伝えられているため池があった。
 疎開先の香川県は神山村の「亀石」と呼ばれているため池だった。もともと「讃岐のため池」と呼ばれるように、雨の少ない瀬戸内海では昔から灌漑用水としてため池がそこら中に作られていた。
 今年の夏も猛暑で、ニュース番組では海辺の家族連れの楽しそうな模様とか映されていたが、私たちの子供の頃は洒落たプールや海水浴場というものは無く、疎開先の近所の池や川で悪童の先輩達に連れられて泳ぎを覚えたものだ。

  あちこちのため池で泳ぎの自信を付け始めると、「あそこはダメ」と言われると逆に泳いでみたいと思うのが、子供ながらの冒険心なのかもしれない。
 
小学校に上がる前の年の五歳の時だった。
 
近所に住む小学校1年から6年までの悪童達と亀石の前にやって来た。その中には、小学一年の私の兄も居た。
 
ガー太郎(河童)が住むという亀石は、すり鉢状態になっており、200メートルはある長さだ。
 
さすがに普段、泳いでいるため池とはスケールが違う。この亀石だけは危ないから泳いじゃいけないと近所のおばさん達から何度も言われるのもわかる気がする。
「泳いでみっか」
 誰かが言った。
「泳ぐか」
 そう言いながらも、みんなガー太郎が居たらどうしようと顔に出ている。でも「ヤダ」と言った途端に「弱虫」のレッテルを貼られてしまう。こういう時の集団心理というのはつくづく怖いものだと思う。
 年長の悪童が先陣を切って亀石に入ると、誰も止めようとは言えず次から次に池の中に飛び込んでいく。
 私はこの中で一番の年下。「怖い」が許される一番のチビである。でも私は兄や先輩達につづいて池に飛び込んだのだ。
 普段泳いでいる池よりも何倍も大きな亀石。
  
仲間の悪童たちも必死だったと思う。誰かが溺れたとしても、自分のことで精一杯でとうてい助けることは無理な状況だ。何泳ぎをしたのか覚えてはいない。ひたすら腕を伸ばし、足を放り投げ、ガー太郎が出ませんように。ガー太郎に足を引っ張られませんようにと、必死に泳いだ。

 そしてやっとたどり着いた反対側。
 私たちは、河童が出ると言われる亀石を征服したのだった。
  
その後、近所の大人たちに呆れられたのを覚えている。大人たちはその無謀さに驚いていた。でも大人たちが驚けば驚くほど、自分のやったことが凄いことなんだと思ったものだった。
  
その当時の昭和23年頃は戦後の復興期だ。
  
日本国中自分たちの生活で精一杯で、大人達は日頃子供たちへ目を配る余裕はなかった。学校にもまだプールなど完備されてなく、子供たちをスイミングスクールへ通わせ健康増進と共に泳ぎを覚えるという豊かな時代ではなく、子供たちは危険と背中合わせながら自然の中で育たざるを得ない時代でもあった。
 そんな時代背景は、大人だけでなく、子供も強くしていくのではないのだろうか。
 従って、人に頼るということをせず、自分の人生は自分で決断し切り開いてゆくものだという私の人生観は、子供の時から自然に身に付いたものではないかと感じている。

こんにちは。早稲田環境研究所新人1号です。

 

先々週の102()3()に、福島県郡山市で開催されたふくしま環境・エネルギーフェア2010に出展してきました。

http://www.ecomirai.net/

 

早稲田環境研究所は、シュレッダーダストなどの様々な産業廃棄物のリサイクルを行っておられる小名浜製錬株式会社さんと共同での出展でした。

 

早稲田環境研究所ブースでは、NPO法人早稲田環境教育推進機構で開発されたエコライフゲームという環境スゴロクを行い、子ども達に環境についてゲーム形式で楽しく学んでもらいました。下の写真はその時の様子です。


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エコライフゲームのマス目の内容は身近なエコ活動になっています。それぞれのマス目の内容で環境に配慮した行動を行うと「エコポイント」がもらえ、マスによってはお金ももらえます。しかし、最後の順位は所持金の多さではなく、エコポイントを多く所持している人が勝ちとなり、ここに環境スゴロクたるゆえんがあります。

 

この、エコライフゲームを下は幼稚園生、上は高校生にプレイしてもらいました。プレイ後のアンケートを集計したものがこちらです(n18)。

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プレイしてくれた18人全員が楽しかったと回答してくれました(とても楽しかった、まあまあ楽しかった)。78%の人は、プレイして環境問題への意識が少し、もしくはとても高まったそうです。また、83%の人は、なにかしら環境に関して初めて知ったことがあったそうです。そして、83%の人がエコライフゲームをプレイしたことを通して、環境にやさしい行動をしたいと思って下さいました。

 

プレイしてくれた皆さん、ありがとうございました。

各マス目に書いてあったエコ活動を是非おうちで実践して下さい。

 

また、メインステージでは、早稲田大学准教授兼早稲田環境研究所代表取締役の小野田が、【ミニエコカーがやって来た! 「こどもが受けたい・環境の授業」】というタイトルで子ども向けの環境学習イベントを行いました。

http://www.ecomirai.net/event.html#oct3

 

環境学習イベントに関しては、来週の更新で記載します。

ではまた。


エコな人々7

mukouyama.jpg向山昌利さんの
今月の電気代 404kwh、9,137円です。

 コメント:暑い夏でした。やはり残暑の影響で電気代はバカにならないですね。涼しくなり、いよいよラグビーシーズン到来です。試合では熱い戦いをお見せしますんで、是非試合場にも応援に来て下さい。

株式会社早稲田環境研究所では、「INRC ecoソリューションブース」として918()INRCスペシャルデーイベント(場所は平塚競技場総合公園内)に出展しました!!

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 イベントでは469maランドの紹介と、電気自動車(ULV)の展示を行いました。ブースには推定200名前後の来場があり、イベント開始前から長い行列ができていました!!

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 イベント中は多くの人がブース前で足を止め、電気自動車に試乗したり、記念写真を撮ったりしてくれていました。

 合わせて、エコアンケートを実施し、アンケートに答えてくれた人にピースケの缶バッジとシールをプレゼントしました!!このアンケートでは、多くのエコな回答(エコな取り組み・エコな疑問など)が寄せられました。そちらも今後、469maランドブログで随時紹介していきますので是非、ご覧下さい!!

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前回、"フードマイレージ"についてお話しましたが、それに関連して一言。

日本の食糧自給率は低く、ほとんどを海外からの輸入に頼っています。日本で作られたものを日本で食べる、それだけで、エネルギー消費量もぐんと減ります。日本の農業を見直すいい機会です。食育と安全性の観点からも、ご家庭や地域で食物を育てられたらいいですね。


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早稲田大学環境総合研究センター

客員研究員   神宮文代


 前回の続きです。

○テレビ待機電力

・年間電気代 0.1W×22h×365日÷1000×22円≒18

・年間CO2排出量0.1W×22h×365日÷1000×0.339kg-CO2/kWh0.272kg-CO2/kWh

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○ガス給湯器待機電力

・年間電気代 4.3W×23h×365日÷1000×22円≒794

・年間CO2排出量 4.3W×23h×365日÷1000×0.339kg-CO2/kWh12.2kg-CO2/kWh

100924_2.png   

 テレビの待機電力はそうでもないですが、ガス給湯器の待機電力が電気代・CO2排出量共に大きいことがわかります。では、省エネのために待機電力をカットするのにいちいち、コンセントを抜いていたとすると、時計の設定、選局メモリが初期化される(この状況はメーカーによって違うようです。)などの不便さが生じてきます。省エネを重視するのは良いけれど、利便性を害されるのはなあ・・・と思う人もいるかもしれません。なかなか難しい問題ですね。

 

 この様な省エネ・利便性の両方を?早稲田環境研究所は追求しております。

 

 

早稲田大学 小野田准教授のワンポイントエコ授業
 
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