みなさんのご家庭でも少しずつ(かもしれませんが)省エネが進んできたのではないかと思います。待機電力のこまめなカットや、洗濯は残り湯で・・・など、家庭で出来ることはたくさんありますよね。
さて、みなさんはHEMSってご存知ですか?HEMS(ヘムス、と読みます)とは、Home Energy Management Systemの頭文字を取ったもので、家庭内のエネルギーを管理するシステムのことです。家庭内のエネルギーには、電気やガスなどがありますよね。これらをITの技術で管理・運用すれば、家庭内のエネルギーを無駄なく・効率良く使えるため、省エネを進める上で近年とても注目されている技術なのです。
「エネルギーを管理・運用?誰がやるの?・・・え?自分でやるの?ホントに?難しそう!無理無理!!」なんて声が聞こえてきそうですね。そんな心配を吹き飛ばすために、一例を挙げましょう。例えば、あなたのおうちの寝室のエアコンが付けっぱなしになっていたとしましょう。このエアコンの電力は、もちろん無駄!ですね。しかしあなた自身はリビングでTVを見ていた場合、寝室のエアコンが付けっぱなしになっていることにはなかなか気づきにくいと思います。「付けっぱなしになっているかも・・・」なんて、いちいち確認しに行きませんよね。私だったら面倒ですしTVも気になるので、絶対TVの前から動きません(断言出来ます)!さて、こんな時、TVの画面の端でエアコンのアイコンが表示され、点滅していたらどうでしょう。「あれ?まさか付けっぱなし?」と気づけばCM中にでも消しに行けますね。他にも、エアコンの設定温度が高すぎるとTVの端で「設定温度が高すぎない?」といったアイコンが出ていれば、温度を下げたりそのままにしたり出来ますよね。つまり、気がつくことさえ出来れば、自分達でコントロール出来ちゃうんですよ。案外、難しくないですね。こんな調子で家全体のエネルギーをコントロール出来るという技術が、HEMSなんです。
こういった仕組みが、今、普及し始めようとしています。「難しいかも・・・」と身構えてしまわないで、導入を検討してみてはいかがでしょうか。もちろん、今まで通りエネルギーの無駄使いをしないよう、気を付けることは続けて下さいね。