いつも私のヒストリーを読んで頂きありがとうございます。現在この連載は、大学生時代について書いていますが、新しい稿に入る前に、今回の震災において被災に遭われた方々にお見舞いを申し上げると同時に、不幸にも亡くなられた方々に心より哀悼の意を表する次第です。
私は環境問題に興味を持ち、少しでも私の経験がお役に立てればと469maランドに寄稿をしています。そして今回の災害が起きました。この災害は被災地だけでなく、地震・津波による原発施設への損害、そして放射能汚染という問題を引き起こしました。
情報はマスコミ報道で知るだけですが、今回の原発問題は国のエネルギー政策の大きな分岐点になるかもしれませんね。環境にクリーンなエネルギーとして進められてきた原子力がこういった事故を引き起こしてしまう。大きな見直しが入るのではと思う次第です。
この事故と同時に計画停電がスタートしました。電車の運行状態は読めない。家の電気が使えない。加えてガソリンが買えない、そして様々な品不足。いろいろなことが私達の回りに起きています。不便を感じた人は多いと思います。そしてこの不便さと同時に、私達の生活は恵まれていたのだな、としみじみ思った次第です。
思えば幼い頃、美しい野山、海、川の中で育ち、私は太陽の光を存分に浴びていました。そして戦後の発展と共にいろいろなモノに恵まれてきました。経済の発展はその便利なモノもさほどの苦労も無く手に入るようになっていました。
今私の回りを見回すと、こまめな消灯を含めた節電をやる方が増えだしております。使いっぱなしから、気を使う形に変わってきています。被災地の方々は、大変な心労を受けこれから前に進もうとしています。被災していない私達が、多少の不便さはあっても我慢していかなければならないことだと思います。
そして今回の停電に始まり、ちょっとした節電の動きが広まれば、大きな一歩になるのではと思います。使いっぱなしから、考えて使う。家庭も企業も真剣に考える時が来たのかもしれません。
環境問題の根本は、持続可能な社会を作り上げることです。即ち、次世代を担う子供達に少しでもより良い環境をバトンタッチしていくことです。
一日でも早く被災地の方々に活力が戻り、街が復興する。そしてその手助けを被災していない我々が積極的に支援していく。私なりにサポートしていきたいと考えています。