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最終処分地の現状

 私たちの暮らしからは、毎日ゴミが出ます。これらのゴミは自治体によって回収され、使えるものはリユース・リサイクルされます。しかし、リユースもリサイクルもできないもの(焼却処分した際に出る灰を含みます)は、最終処分地へ運び込まれます。

皆さんは最終処分地の現状をご存知でしょうか。「ゴミは出すだけだして、あとはしーらないっ」という方が多いのではないでしょうか。今回は最終処分地の現状について学びましょう。

 

最終処分地における、今後埋立可能な量を残余容量と呼びます。その量が満杯になるまでの残りの期間の推計値を残余年数と呼びます。

下のグラフを見て下さい。


111118.jpg

出典:日本産業廃棄物処理振興センター 産廃知識 産業廃棄物処理の現状

http://www.jwnet.or.jp/waste/genjou.shtml

 

これは、最終処分場の残余容量、埋立処分量および残余年数の推移を表したものです。残容容量を見ると、ほぼ横ばいであることがわかります。横ばい、ということは、新しく処分地を作ることはほとんどできないということです。

また、残余年数を見ると、増加傾向であることがわかります。つまり、埋立量が年々減少しているということです。これは、焼却技術の進歩や3Rの成果によるものです。

最終処分量を見てみましょう。減少傾向であることがわかりますね。つまり、最終処分地に回されるゴミは少しずつ減ってきているのです。これも3Rの成果ですね。

ともあれ、残容容量は横ばいのまま。これからも3Rをしっかり実践しましょう。

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