4月9日発行の週間東洋経済に早稲田環境研究所 取締役会長 小野田の、早稲田環境研究所に関するインタビュー記事が掲載されました。
タイトル:Leader's View「企業の環境対策の最前線」
4月9日発行の週間東洋経済に早稲田環境研究所 取締役会長 小野田の、早稲田環境研究所に関するインタビュー記事が掲載されました。
タイトル:Leader's View「企業の環境対策の最前線」
太陽電池といえば、家庭の屋根に付いている大きくて重そうなパネルを想像すると思います。しかし、実は現在折り曲げられる太陽電池がいろいろな所で開発されているのをご存知でしたか?
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東京大学と科学技術振興機構(JST)は、有機溶剤にp型半導体とn型半導体をブレンドして溶解したインクを用いて、厚さ1.4マイクロメートルという極薄の高分子フィルムに、有機半導体薄膜を均一に形成するプロセス技術を開発し、世界で最薄かつ最軽量の有機太陽電池を高分子フィルム上に作製することに成功した。
この技術を応用すると、太陽電池の携帯用情報通信機器への応用や、身に着けても重さを感じさせないヘルスケアや医療用デバイス用の電力供給源など新たな用途が拡大するものと期待されている。
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出典:環境ビジネスWEBサイト
東大とJST、世界最薄、最軽量、最柔軟の有機太陽電池を開発
http://www.kankyo-business.jp/news2012/20120405_a.html?utm_source=mail&utm_medium=mail120405_d&utm_campaign=mail
簡単に言うと、サランラップの1/10の薄さの太陽電池というわけです。
これからも色々な太陽電池が開発されると思います。どんな太陽電池が世に出るか楽しみですね。
早稲田環境研究所の関連会社である、早稲田国際環境有限会社が早稲田大学重点領域研究機構と共同で5/22-25に開催される「2012NEW環境展」に出展します。
お近くの方は是非お越しください。
イベント詳細はこちら
ユニフォームと聞くと、どういった言葉をイメージしますか?「制服」、「いつも着ている」?もしかしたら、「いつも着ているからちょっと汗臭いイメージ」なんてことを言う人もいるかもしれませんね。
帝人ファイバー社が、ポリエステル製品の循環型リサイクルシステムにより、リサイクル可能で、節電に対応した環境配慮型ユニフォーム向け素材を開発したと発表しました。「エネセーブ」というブランド名で展開していくそうです。
http://www.teijin.co.jp/news/2012/jbd120326.html
発表によると、エネセーブは、節電を実施している製造現場での快適性を重視し、夏服は通気性を高めて衣服内の温度を下げ、冬服は保温性に優れた柔らかな素材で重ね着などの温度調節をしやすくしたことで、間接的に消費電力の低減を図るそうです。速乾性や形態安定性に優れ、乾燥機での乾燥時間短縮、アイロンがけの回数減少に伴うエネルギー消費量低減にもつながるとしています。
エネセーブには、帝人ファイバーが推進する循環型リサイクルシステム「エコサークル」から生まれたケミカルリサイクル繊維を使用しており、科学的に分子レベルまで分解し、石油からポリエステル原料を製造する場合と同じ品質の製品に再生できるため、リサイクルに伴う品質劣化を抑制できるそうです。石油の消費量を抑えることで、エネルギー消費量やCO2排出量を約80%削減できるとのこと。
早速、富士フィルムグループの作業着に導入するそうです。使用後は、学生服やユニフォームなどのメーカー商社である株式会社チクマが回収し、「エコサークル」によりケミカルリサイクルされることで、石油由来のポリエステル原料を使用して同着数のユニフォーム(ブルゾンおよびパンツ5万セット)を製造する場合に比べ、約255t相当のCO2排出量削減に貢献するとしています。
これまでは衣類のリサイクルやリユースをお願いしてきましたが、衣類の素材から環境に配慮しようという今回発表された「エネセーブ」のような衣類を選ぶことも立派な環境配慮行動と言えます。ユニフォーム以外の衣類にも展開された際は是非検討してみて下さいね。