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こちらのグラフは、家庭におけるエネルギー消費の推移を示しています。
これは、家庭におけるCO2排出量の推移とみなすことができます。

 
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図1 部門別最終エネルギー消費の推移

ご覧の通り、家庭におけるCO2排出量は、
絶対量、割合ともに増加傾向にあることから
私たちは、どうにかして家庭におけるCO2排出量や環境負荷を
削減していく必要があるのです。

では、どのようにすれば、家庭における
CO2
排出量や環境負荷を削減することができるのでしょうか。

まずは、生活における行動改善に注目してみましょう。
行動改善って、いったいどんなことをすればいいの?
と思った方も多いでしょう。

そこで、早稲田環境研究所の研究員が日々の生活の中で
どのような行動改善ができるのかどうか、考えてみました。


表1 行動改善できること(その1)

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表2 行動改善できること(その2)

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469maランドの皆さんは、この中でどれだけの行動を実践していますか?
皆さんの少しの努力で、ピースケもきっと喜んでくれると思いますよ。

マイ箸を使おう!!

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皆さんは「マイ箸」をお持ちでしょうか?
最近はいろいろなところでマイ箸を持っている方がいらっしゃいます。
なかには、箸職人さんに作ってもらったマイ箸を使用している方などもいるようです。

 

割りばしを使用すると、1回でだいたい0.56gCO2が排出されます。
みなさんは割りばしを1年間でどのくらい使用するでしょうか?

仮に1年間で100回しようしたとすると、

0.56g-CO2×100回=56g-CO2     

となります。

 

56g-CO2削減できてお気に入りの箸で食べる事ができる。
マイ箸はいい事づくしですね!!

ぜひ皆さんも使ってください。

 

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今回のテーマは「排出権取引とエコカー減税」です。

これもお金の話ですが、前回と違い直接的に環境に影響してくるものです。

 

まず、排出権取引とは、国ごとに排出してよい二酸化炭素の量が決められていて、その量を超えてしまうと国がお金を支払わなくてはいけない、というものです。

 

逆に、決められた枠より排出する二酸化炭素の量が少なければ、排出できる権利を他の国に売ることもできます。

 

つまり、二酸化炭素を牛肉のように売り買いしているようなものです。

すると当然牛肉100g500円というように、二酸化炭素にも相場があります。

 

今回は、一般的なものとして、二酸化炭素1トン当たり3000円(参考)とします。

 

この排出権取引がエコカー減税とどう関係してくるのかというと、日本は多額の税金を投入し、排出権取引を行っています。

エコカー減税も国民の税金によってその不足分がまかなわれていますので、当然、二酸化炭素排出量削減効果が、エコカー減税に投入した税金に見合っていなくては、国民も納得できないでしょう。

 

ということで、今回のテーマに行きつくわけです。

 

では早速お得意の比較をしていきましょう。

今回の比較の考え方は、次の式で表されます。

 

(走行距離)

=(比較対象車の減税額の差)÷(比較対象車のCO2排出量の差×3000円)

 

ここでいう「走行距離」とは、

「ハイブリッド車とガソリン車の排出権取引額の差(CO2排出量の差を金額に換算したもの)」と

「ハイブリッド車とガソリン車のエコカー減税の差」

が等しくなる走行距離のことを言います。(以下、「等しくなる走行距離」とします)

 

ここで、「等しくなる走行距離」は適正でなくてはなりません。

 

適正かどうか、今まで比較した「ヴィッツVSプリウス」、「エスティマ(HBVSエスティマ」

の二種類で「等しくなる走行距離」を算出してみました。

 

では結果です。

 

 

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排出権取引額=3000/t-CO2CO2排出量2.3kg/L(ガソリン)

 

 

点線で示してある部分が一般的な廃車までの走行距離なので、「等しくなる距離」はあまり適正だとは言えません。

 

 

複数回に渡り、エコカー減税とハイブリッドカーについて見てきましたが、みなさんはどのように考えたでしょうか?

 

中・長期的に見て、ハイブリッドカーがたくさん売れることで、企業がどんどん研究を重ね、将来的にいつか環境負荷を下げるほどまで技術を高める手助けになる、という意味でエコカー減税を実施している、という考えもあるでしょう。

 

一方で、エコカー減税は、単に景気回復のための税制であり、

極端な言い方をすれば、定額給付金と同じ位置づけである、

といった考え方もあるでしょう。

 

環境をうたった税制である限り、前者の考え方のもと行われている税制であってほしいですね。

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前回までハイブリッドカーを環境負荷の観点から見てきましたが、

決して納得のいく結果ではありませんでした。

 

今回はちょっと環境から距離を置いて、ではなぜ今ハイブリッド車が人気なのか考えたいと思います。

 

消費者の視点、つまりお金の面からハイブリッド車を見ていきます。

 

やっぱりハイブリッドカーは燃費いいから使えば使うほど得するんじゃないの?と、そんな考えもあるでしょう。

 

そこで、ハイブリッド車であるか否かでどのくらい費用に差が出るのか

見てみたいと思います。

考慮するものは、下の2項目です。

 

・車体購入価格(車体価格?エコカー減税額)

・燃料代(ガソリン代120円として、燃費カタログ値から算出)

 

この合計で比較します。

単純に費用の比較なので、今回はガソリン車もハイブリッド車もある

「エスティマ」で比較を行いました。

 

 

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ポイントは、ハイブリッド車の方が車体価格が高いのに対し、

ガソリン車の方が燃費が悪いということです。

つまり、重要になってくるのは、何km走行するとハイブリッド車の方が

ガソリン車よりお得になるか、というところですね。

 

さて、早速その結果がこちらです。

 

 

 

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 エスティマの中でも、2つのグレードについて比較を行いました。

実線がハイブリッド車で、点線がガソリン車です。

ガソリン代からハイブリッド車がお得になってくるのは、

実線と点線が交わる部分から、ということになりますが、どうでしょうか?

 

なんと、低いグレードで交わっているのは走行距離20kmの地点、

そして高いグレードに関しては25km走ってもまだ交わりません。

 

今までなんとなく、

 

「ハイブリッドカーは燃料が少なくて済むからお得」

 

なんて考えていた人もいるんじゃないでしょうか。

実際はそうでもなさそうです。

 

ますますハイブリッド車の人気とエコカー減税に、

疑問を抱かずにはいられなくなってきました・・・

 

今回はちょっと環境から離れて見ましたが、

再度、環境の観点からエコカー減税に迫ります!

次のテーマは「排出権取引とエコカー減税」。

 

ではまた次回!

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前回、プリウスとヴィッツで製造時と走行時の環境への影響について

それぞれ比較してみました。

では、その二つをまとめて評価してみたいと思います。

比較対象は、プリウス、ヴィッツ、そしてここに中古のヴィッツを加えて見ます。

今回は、※資源強度原油換算量により比較する方法を用いています。

まずその結果から示します。

 

 

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※資源強度原油換算量とは、製造段階から必要になるエネルギーを

全て原油量に換算したもの(≒環境負荷度)です。

つまり、環境への影響を表す尺度です。

 

ではグラフがどういうことを意味しているか見ていきましょう。

まず0kmの時点で差が出ています。

これは前回示した製造時での影響からです。

中古車に関しては、すでに製造されているものなので、

製造時の環境負荷は0としています。

そしてそれぞれの車が走行していくに従って当然使われる原油の量も増えていきます。

この増え方の違いは、前回示した走行時の影響からです。

 

この二つを併せると、

新車ヴィッツとプリウスは28790km、中古ヴィッツとプリウスは81970km

の走行距離で交わることになります。

つまり、この距離より長く車を使うなら

プリウスのほうが必要な原油の量は少なくて済みますよ、ということなのです。

 

81970kmって、結構な距離ですよね・・・

今まで当然プリウスの方が環境に優しいでしょって思っていた人も多いかと思いますが、

実は今回のような見方をするとそうでもないんですね。

 

でもハイブリッドカーは減税額も大きく、売れているのは事実です。

次回、また別の視点で見てみたいと思います!


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「つめかえ用パック」って本当に環境にやさしいの?という疑問に答えるべく、早稲田環境研究所の研究員が調査・分析を行った結果を紹介します。

 

今回は、4人世帯でボディーソープや台所用洗剤を使用した場合、つめかえ用パックを使用することで、どのくらい環境にやさしいのかを計算してみました。

また、ボディーソープや台所用洗剤が環境負荷を与えるのは"使用時"だけではなく、"製造時""廃棄時"にも環境負荷を与えると考え、今回対象とした「ビオレu」と「キュキュット」が製造→使用→廃棄されるまでの環境負荷を計算することにしました。

 ということで、結果を発表します。

 

 


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縦軸の「ELP / D・世帯」とは、

1日で4人世帯が与える環境負荷の大きさ」

ということです。

 

ノーマル(通常製品)を使用した場合も、つめかえ用パックを使用した場合もほとんど差がありませんね。

これは、"水使用""排水処理"といった、使用工程の環境負荷がほとんどで、その他の工程による違いがほとんど影響していないということです。

ということで早稲田環境研究所が出した結論は、

 

「通常製品とつめかえ用製品の環境負荷の違いはほとんどない。」

です。

 

では、他の解決策はないのか?

 

例えば、メーカーは水使用が少なくてすむ洗剤を開発するといった解決策が考えられるのではないでしょうか。

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CO2の排出量を、2020年までに1990年比で25%削減する。」

鳩山首相が、国連の気候変動首脳級会合で日本の温暖化対策の目標を発表しました。

 

前回の"あんな見方こんな見方"でエコランキング1位だった民主党が政権を取ったことで、今後益々、環境問題に関して世論が敏感になっていくのではないでしょうか。

 

さて、今回のテーマは「つめかえ用パック」。

最近は、ボディーソープや台所用洗剤の「つめかえ用パック」が多く販売されていますね。そこで、こういった「つめかえ用パック」を使用することが、どれくらい環境にやさしいのか、

早稲田環境研究所の研究員が調査・分析を行いました。

 

今回、調査対象とした商品はコレ。

 

 

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花王の「ビオレu」と「キュキュット」です。

家庭で使用されている一般的なボディーソープと台所用洗剤を調査対象としました。

 

469maランドの皆さんはどんな結果になると思いますか?


次回、驚きの結果が!?

 


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 さてさて、これは何でしょう?

 

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コープさっぽろのマイバック運動の普及率は何と90%を超えています。その高い普及率の秘密がこのペット・ボトルに入った赤い液体なんです。

去年の10月からレジ袋を全店有料化にしましたが、その有料化を前にして、組合員の皆さんが手分けをしてある活動を行いました。

このペット・ボトルの赤い液体は、レジ袋を作るのに必要な石油の量です。

このペット・ボトルを手に持ち、お買い物が終わった方々にこの液体を見せ、「マイバックにすると、これだけの石油の量が減りますよ」

と各店舗で声かけ運動を展開したのです。確かに「レジ袋の有料化」により、マイバック運動は定着し始めましたが、このようにきちんと説明すれば、納得感のある取組みにもなりますよね。

うーむ、これも熱意あるなあ......

この運動は、毎月一定の時間を決めて取組んだそうですが、その地道に運動が大きく身を結びマイバックの利用方が90%も占めたのです。

 立派! 拍手です。

この他、エコ・クッキングや「未来(あした)の森づくり」の話など、興味深い話が盛りだくさんでした。これはまた別の機会にご紹介します。

 

 

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               最後は全員で......


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「こんにちは!
と大きな声で、皆さん、明るく元気!

「亭主元気で留守がいい」という確かそんなコマーシャルがあったかと記憶していますが、ホント組合員の皆さん元気で明るい人たちばかり。

早速、環境をテーマに話が始まりますが、皆さん身振り手振りで元気良くお話ししてくれています。

 

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                   吉田さんに前濱さん

 

まず日常生活でどんなことを取組んでいるかをお聞きしました。
「ゴミの分別をきちんとします」
に始まり、「生ゴミを出さないように工夫してます」というのがありました。
 

ついつい沢山買ってしまう食材を、残さず食べる分だけ買うという工夫です。これを行うことによりゴミの量が減っていったとのこと。そうですよね、家庭でのこういう取り組みが広がれば、街のゴミ収集車が集めた量も格段に減り、焼却炉の負荷も減ることになります。

「抜けるコンセントは片っ端から抜いているわよ」
 テレビに始まり、家庭の使ってない電気製品のコンセントを抜きまくる。う?む、なかなかやります。環境省さんが聞いたら泣いて喜ぶこと間違いない。

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                                            平工さん、松浦さん、小川さん

 

「ロード・ヒーティングやめました」
これも凄い。

雪国の北海道には、ロード・ヒーティングという便利なものがあります。これにより、除雪の手間が省け、道路が凍らないのです。降り積もった雪をシャベルでかき集め道路をきれいにするのは、これはひと苦労。しかも毎日のように続く作業です。だから文明の利器でロード・ヒーティングが引っ張りダコになったのです。でもその代わり、電気代は高く当然CO2は排出されます。こんな話も環境省さんは拍手ものですね。

 「部屋の設定温度は常に一定」
良くある話ですが、でもしっかり取組んでおられます。寒い日は厚手の靴下や重ね着をして生活されているそうです。実は取材をした私も二十年以上も前に札幌に住んでいたことがあります。その当時、冬はストーブをガンガンに焚いて、部屋では半袖のTシャツを着てビールを飲んでいた記憶があります。

その話をしたら、
「そういうことしているからダメなのよ」
と、しっかり叱られました。二十年以上も前のことなので、時効で許して下さい。

 ワイワイ ガヤガヤ 盛り上がった取材ですが、次回はどうしてマイバック運動が定着したかをレポートします。

 

"飲料容器"のあんな見方こんな見方?

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前回は、

「製造→輸送→回収・洗浄→リサイクル→廃棄されるまでの間に最もCO2が排出される飲料容器はどれでしょう?」

というクイズを出しました。

 

ということで、正解を発表します。

正解は、ワンウェイびんでした。

 

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結果は、下のグラフのようになっています。


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ちなみに、リータナブルびんについては5回再利用したケースと20回再利用したケースを比較してみました。

リターナブルびんは回収・洗浄で他の飲料容器より多くのCO2を排出しますが、製造や廃棄段階のCO2排出量を1/20とみなせるので、その分CO2排出量は減少します。

 

そして、最もCO2を排出しない飲料容器は、

「アルミ缶」

でした。

これは、アルミ缶がリサイクル性に優れているということを裏付ける証拠なんです。

アルミ缶は製造時に多くのCO2を排出しますが、アルミ缶をリサイクルする場合はそれほどCO2を排出しないため、CO2の排出量を少なく見積もることができるんです。

 

ということで、5回にわたって飲料容器のあんな見方やこんな見方をしてきましたが、
飲料容器については、ここまで。

次回からは新たなテーマで、あんな見方やこんな見方をしていきましょう。

早稲田大学 小野田准教授のワンポイントエコ授業
 
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