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"飲料容器"のあんな見方こんな見方?

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469maランドの皆さんは、飲料容器と聞いてどんなモノを想像しますか?

世の中には、いったいどれほどの飲料容器があるのでしょうか?

 


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まずはアルミ缶です。

 


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続いてこちらが、2ピースタイプのスチール缶です。

2ピース缶というのは、缶の胴体部分と底の2つの部分からなる写真のようなタイプの缶です。

 

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そしてこちらが、3ピースタイプのスチール缶です。

3ピース缶とは、胴体部分と底、そしてフタの3つの部分からなるタイプの缶です。

 


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牛乳パックでおなじみの紙パックです。

 


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こちらは、ワンウェイびん。

ワンウェイびんとは、リユース(再利用)を前提としていないガラスびんで、リサイクルがしやすくなっています。

 

 


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最後に、こちらはリターナブルびんです。

ワンウェイびんとは違い、水で洗って再利用することを目的としたびんです。

 

さてここでクイズです!

この中で、製造→輸送→回収・洗浄→リサイクル→廃棄されるまでの間に最もCO2が排出される飲料容器はどれでしょう?

 

答えは次回までのお楽しみ!

"飲料容器"のあんな見方こんな見方?

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前回までは、飲料容器の中で最もメジャーなペットボトルのリサイクルについてご紹介しました。

 

今回は、もう少し視野を広げて飲料業界全体の動きを見てみましょう。

 

下の図から分かるように清涼飲料の生産量は年々増加しています。

 

当たり前ですが、それに伴いCO2の排出量も増えています。

 

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出典:全国清涼飲料工業会

 

確かに最近は、飲み水をペットボトル等で買うことの方が多いですよね。

一方で、いろいろなメーカーがさまざまなCO2の削減努力をしています。

ということで、今回は、各メーカーがどのような努力をしているのかご紹介します。

 

◆アサヒ飲料の場合

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・ボトル輸送に使用するトラックの台数を減らす。

CO2排出量の少ない都市ガスや液化石油ガスを使用する。

・風力発電や太陽光発電を一部の工場に導入する。

 など

◆キリンビバレッジの場合

 

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・ボトル輸送をトラックから鉄道に切り替える。

・ひとつの工場だけで原料からペットボトルを製造できるような

 新型の製造ラインを導入する。

・エネルギー効率の高いコジェネレーションシステムを導入する。

など

 

◆サントリーの場合

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・ペットボトルやガラスびんを軽量化することにより、使用原料を削減する。

・ビールなどのリターナブル容器を自社ルートで回収、洗浄しリユースしている。

・ラベルをはがしやすくする。

 など

 

◆ポッカの場合


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・回収されたびんの破片を90%以上使用したエコロジーボトルを製品化。

・アルミを一切使用しないほぼ紙素材からできているカートンカンを開

発。

などこのように業界全体を見てみると、

製品自体に工夫を加えてCO2削減に取り組むのか、

製造時に工夫を加えてCO2削減に取り組むのか、

メーカーによってさまざまなやり方で、CO2削減に取り組んでいるようです

ね。

 


 




 

 

"飲料容器"のあんな見方こんな見方?

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前回に引き続き今回も「ペットボトル」のリサイクルについて考えていきます。

469maランドの皆さんは、分別回収されたあとのペットボトルの行方を知っていますか?

下の図は、2007年に国内で回収されたペットボトルの行方を示しています。

 

 

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出典:PETボトルリサイクル推進協議会

 

なんと、国内で回収されたペットボトルの半分以上が海外に輸出されてしまうんです。

輸出されるペットボトルのほとんどが中国と香港のようですね。

つまり、回収者である自治体は、国内で回収したペットボトルを中国や香港に売ってしまっているということです。

この約9割がリサイクルされていると言われていますが、最終的な行方は不透明なところもあります。

 

ここで考えなければならないのが、

「なぜ、回収されたペットボトルが日本国内だけでリサイクルされないのか」

ということです。

その一番の要因は、回収されたペットボトルを国内の業者より中国や香港のほうがが"高く買い取ってくれる"ということです。

そこに、環境省が20066月に「待った!」をかけました。

 

まず、

「海外の業者にペットボトルを販売するのであれば、その業者が適正にペットボトルをリサイクルしているのか事前に確認しなさい。」

そして、

「その情報を住民に提供しなさい。」

という通達を出しました。

 

しかし、ペットボトルの輸出量は、増えているようですよ。

 

469maランドの皆さんは、ペットボトルの海外輸出をどう考えますか?

日本の大切な資源が海外へ流出してしまっている・・・

海外でも適正にリサイクルされているのであれば問題ないかも・・・

買取価格が日本より海外のほうが高いからって、安易に輸出してしまうのは・・・

 

こうやって考えると、回収されたペットボトルの輸出について、いろいろな見方ができますね。

 

 

 

北海道を網羅する生活協同組合コープさっぽろ(組合員数130万人)469maランドに参加することになりました。

 

生協という組織は、組合員活動を通じて様々な取組みをしており、環境問題も大切なテーマとして、各地で展開しています。

 われわれ469maランドでは、「コープおおいた」「コープかながわ」に次いで三箇所目の生協になります。

 

さて、北海道といえば多くの人は「雪」をイメージするのではないでしょうか。

 冬は灯油の使用量が上がり、広大な土地のおかげで、マイカーは一家に何台という感じてガソリン・軽油の消費量も多いと考えられます。

そして何よりも脅いたのは北海道のエアコンの普及率です。道内の平均普及率は何と約15%(総務省調べ)

 

私達のスタッフにも北海道に居住していた者がいますが、「夏で寝苦しい時は、二週間くらいだから、後は窓を開けて寝てれば気持ちいいですよ」とのこと。それに梅雨がないというのも羨ましい限りですね。

 

この北海道地区の469maランドの「CO2の見える化」のデータは非常に楽しみです。関東地区と比べてどうなのか? 九州地区と比べてどうなのか?

 

低炭素モデル作りを目指して、活動する469maランド。まさに次代を担う子供達に「より良い環境を残そう」の合言葉通りに、少しずつピースケの仲間が増えていっています。

 

次回は「コープさっぽろ」の皆さんのインタビューを掲載します。

 

 

 

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"レジ袋"のあんな見方こんな見方?

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「レジ袋削減はエコではなくエゴ。」

最近は、こんな意見があるようですが、皆さんは「レジ袋の削減」についてどのようにお考えですか?

 

そもそも、レジ袋の削減にはどのような意味があるのでしょうか?

世間では、レジ袋の有料化やエコバックの普及が進み、世の中はレジ袋を削減する方向へ進んでいますが、一方で、それに反対する意見もあるようです。

そこで今回は、レジ袋の削減について考えてみます。

 

レジ袋は、一般的に石油からできています。

つまり、レジ袋を削減すればその分だけ石油の消費量を減らすことができ、CO2削減にもつながります。

石油からレジ袋を作るエネルギー(電力量など)も削減できます。

さらに、レジ袋がゴミとなり焼却処分される際に排出されるCO2も削減されますし、もちろん焼却に必要なエネルギーだって削減されます。

 

このような見方は少々短絡的です。

 

レジ袋を削減するとその分だけ石油の消費量を減らすことができるとは限りません。

 

棒グラフが示しているのは、原油から精製される石油製品の割合です。

ちなみに、レジ袋はナフサという成分から作られています。

 

 

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仮に、レジ袋の削減によってその原料であるナフサを今ほど必要としなくなったとしても、原油から精製されるナフサの割合は変わりませんので、それ以外の石油製品の消費量が変わらない限り、ナフサの精製量は変わらないのです。

つまり、石油の消費量を抑えるためには、石油製品全体の消費量を削減しなければならないのです。

 

しかし、レジ袋の削減は決して意味のないことではありません。

レジ袋が、石油製品であることに変わりはないからです。

私たちがレジ袋の削減を意味のあるものにするためには、石油製品の消費をできる限り減らしていくことが重要になってきます。

たとえば、レジ袋の消費が削減された代わりにエコバックの消費が必要以上に増えた場合には、かえって排出されるCO2が増えてしまう可能性だってあるのです。

 

レジ袋削減の意味・・・

それは、CO2削減に向けた、はじめの一歩のような気がします。

 

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"もったいない" 食品ゴミを減らすことをテーマに、前回に引き続き環境問題についてあんな見方やこんな見方をしていきます。

 前回は、来客人数のデータの他に、気候のデータを用いて、その飲食店の来客人数を予想しました。

 

今回は、実際の食べ物の注文量のデータを利用して、食欲に関する分析をしていきます。

 

難しい話はさておき、下のグラフは、

今回データを提供して頂いた飲食店で取り扱っている鍋の

「実際の注文量」を棒グラフで、

「予想データ」を線グラフで表しています。

※「補正データ」=予想データ×1.4

 

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今回行ったシミュレーションでは、

実際の場合よりも廃棄量を84%も抑えることができ、

コストも一ヶ月で約15万円減らすことができました。

 

おそらく、過去の発注量のデータや来客人数のデータ

さらには、天気のデータを用いることで、

その日の仕込み量を決めている飲食店はないと思います。

効率的な運営をするために、最適な仕込み量を予想するということは

新しい試みではないでしょうか。

 

さらに、このような予測方法を応用すれば、

人間の食欲が、どのようなものに関わっているのか、

科学的に証明できるのではないでしょうか。

 

以上、5回にわたって

「もったいないのあんな見方こんな見方」

を連載してきましたが、この辺で終わりたいと思います。

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"もったいない"食品ゴミを減らすことをテーマに、前回に引き続き環境問題についてあんな見方やこんな見方をしていきます。

 

 前回は、ある飲食店の過去の来客人数のデータを用いて、曜日・週ごとに焦点を当てて、分析を行いました。

 

そして今回は、この来客人数のデータの他に、気候のデータを用いて、その飲食店の来客人数を予想してみたいと思います。

そこで、前回求めた、曜日ごとの平均来客人数と「気候データ」と「天気データ」を用いて分析を行ってみました。

 

こちらが、その分析結果です。

 

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青い棒グラフが実際の来客人数です。

そして、ピンク線グラフが予測した来客人数です。

ばっちり予想できているわけではありませんが、かなり近い値を示していますね。

難しい話しはさておき、これってスゴイことなんですよ。

つまり、過去のデータと天気予報などのデータを用いると、その日の来客人数が予想できてしまうということなんです。

今までの「今日は雨だから人が来ない」なんて常識が覆る日も近いかもしれませんね。

 

次回からは、実際の食べ物の注文量のデータを利用して、食欲に関する分析をしていきましょ。

 

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"もったいない" 食品ゴミを減らすことをテーマに、前回に引き続き環境問題についてあんな見方やこんな見方をしていきます。

 

飲食店にコンビニの予測システム(=POSシステム)を導入したらどうなるか。

ということで、ある飲食店に協力して頂きました。

その飲食店から、過去の来客人数のデータや発注量データを頂き、どのくらい「作りすぎ」をなくせるかシュミレーションを行ってみました。

 

下のグラフは、ある年の2月?5月までの来客人数を曜日・週ごとにまとめてみたものです。

「火2」は、2週目の火曜日ということです。

 

 

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どうですか?

2月から5月まで、同じような波形をしていますね。

 

この飲食店限定かもしれませんが、

ここで分かることは、給料日などには関係なく、

多くの人は曜日とともに外食するか否か判断しているということです。

 

それでは、もう一つ。

下の表は、2月?5月の曜日別の平均来客人数です。

 

 

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1位 金曜日(389.6人)

2位 土曜日(362.6人)

3位 祝前日(320.8人)

4位 水曜日(221.4人)

5位 木曜日(198.4人)

 

という結果になりました。

意外というべきか、やっぱりというべきか

平日の中では、水曜日が最も来客人数が多くなりました。

 

469maランドの皆さんは、何を基準に外食するかどうか判断しますか?

 

過去の来客人数を分析するだけでもいろんなことが分かっちゃうんですね。

 

次回は、もう少し細かく分析していきましょ?。

 

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"もったいない" 食品ゴミを減らすことをテーマに、前回に引き続き環境問題についてあんな見方やこんな見方をしていきます。

 

469maランドの皆さんの中に、飲食店でアルバイトをしていた方はいらっしゃいませんか?

ランチタイムともなると大忙しっていう経験、よくありますよね。

そんなときのために、前もって"仕込み"をするわけです。

せっかくお店に来て頂いたお客様をお待たせするわけにはいきませんよね。

でも、仕込み(=作り置き)をし過ぎると、余った分は当然ゴミになってしまいます。

 

そこで、今回のキーワード

「作りすぎない」

の登場です。

 

作り置きのしすぎは、食品ゴミが増える原因になります。

かといって、作り置きが少なかったせいで、お客様の待ち時間が増えるという事態は避けたいですよね。

そのためには、その日の来客人数や発注量を正確に予想することが重要です。

 

そこで登場するのが、IT技術です。

こういったシステムをいち早く導入したのがコンビニです。

過去のデータを分析することによって、その日の天気や気温などから、どのくらい来客があり、どの商品がどのくらい売れるのかを予想して在庫を切らさないようにするシステムが導入されています。

 

では、このシステムを「作りすぎない」という視点で飲食店に導入したらどうでしょうか?

 

ということで、今回はここまで。

次回は、「作りすぎない」システムを飲食店に導入したらどうなるか?です。

では。

 

 

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日本人のココロ"もったいない"をちょっと違った角度から見てみます。

 

469maランドの皆さん。"もったいない"ってどんなときに使いますか?

モノを捨てるときによく使ったりしますよね。

特に食べ残し。

「ご飯は残さず食べなさい!」

と、私もよく母に言われたものです。

                    

しかし、毎年1000万トンを超える膨大な生ゴミが日本全国の家庭から出ているのです。

その中には、これ以上調理することのできない魚の骨や野菜クズも含まれていますが、食べ残しも相当量含まれているといっても過言ではないでしょう。

 

では、どうやったら食品ゴミを減らすことができるのでしょうか?

え?「食品ゴミを再利用する」ですか?

それも一つの方法ですね。

食品廃棄物の再利用に関しては、「食品リサイクル法」という法律がありますので、興味のある方は調べてみて下さい。

 

今回はちょっとだけ視点を変えて、「作りすぎない」という見方をしながら

"もったいない"

について考えたいと思います。

 

ということで、今回はここまで。

 

早稲田大学 小野田准教授のワンポイントエコ授業
 
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NPO法人469maネット
 
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