地球環境の最近のブログ記事
469maランドがオープンしてからはや1年が経過しました。NHKの「おはよう日本(2009/7/17放送)」でも取り上げられるなど少しずつ関心も高まっているようで何よりです。どんどんバージョンアップを図っていきますので、引き続きよろしくお願いします。
さて、私自身は、昨年(2008年)の6月に転居した関係で、ようやく1年分のデータの入力が完了しました。こちらを例に、みなさんに知っておいてほしいことを今回は紹介したいと思います。
ポイントは、「CO2排出量の1年間の推移(トレンド)を把握する」ことです。
CO2排出量は、夏に向かって増え、秋には少し減少傾向となり、冬に向かって再び増え、春になるとまた減少するというパターンになっていることがわかります。当たり前のことだと思うかもしれませんが、このトレンドを知っているか知っていないかは重要なポイントとなります。
どういうことかと言うと、「CO2排出量を前月より削減したい。」と言っても中間期(春、秋のことを意味します)から冷暖房を使う夏季、冬季に向かって、月々のCO2排出量を減らすには相当無理をする必要があります(冷暖房を使用しない生活が許容できるなら別ですが・・・)。このように、CO2排出量の排出量の推移は、季節(気温)や天候等によっても大きく左右されるのです。したがって、CO2排出量の削減計画というものは原則、年間ベースのデータを把握した上でたてるべきものなのです。
次回は、もう少し詳しく中身を見てみましょう。
さあ、総選挙まであと少し!
ということで、469maランドのみなさんが、一番気になるであろう
地球温暖化について、各政党がどんな政策をかかげているのか、主な政策を抜粋して見ていきます。
民主党(総合1位 項目別2位)
「温室効果ガス排出量を2020年までに25%、2050年までに60%以上削減する(1990年比)」
・電気代やガス代等の請求書や領収書にCO2排出量等を記載する。。
・カーボンフットプリント制度を導入する。
公明党(総合2位 項目別1位)
「温室効果ガス排出量を2020年までに25%、2050年までに80%削減する(1990年比)」
・老朽化施設をCO2排出の少ない最先端施設へ切り替えるよう促進する。
・エコカー新車発売を2020年に新車発売の70%とする。
社民党(総合3位 項目別4位)
「温室効果ガス排出量を2020年までに30%、2050年までに80%削減する(1990年比)」
・国内排出取引制度を導入する。
・環境税や炭素税(CO2排出量に比例)を導入する。
自民党(総合4位 項目別3位)
「温室効果ガス排出量を2020年までに7%削減する(1990年比)」
・太陽光発電の買い取り制度を導入する。
・省エネ住宅・エコカー減税等の推進をする。
共産党(総合5位 項目別5位)
「温室効果ガス排出量を2012年までに6%、2020年までに30%、2050年までに80%削減する(1990年比)」
・国内排出量取引制度や二酸化炭素排出税を導入する。
・政府の地球温暖化対策に関する取組を義務付ける気候保護法を制定する。
これらの政策は469maランドのみなさんにわかりやすいように
抜粋したり表現を少し変えていますので、
正確な情報は各政党のウェブサイト等で確認してみて下さいね。
さて、3回にわたって総選挙についていろいろな見方をしてきましたが、
是非投票の参考にして頂ければ幸いです。
前回は、各政党の環境問題におけるマニフェストランキングを発表しました。
そして今回は、各政党のどんな政策が評価されたのか、各政党のポイントを見ていきます。
総合ランキング1位を獲得した民主党や2位の公明党は、
ほぼ全ての項目で高い評価を得ているようですね。
次回は、気になる地球温暖化の対策について見ていきましょう。
さて、総選挙まで1週間を切りました。
469maランドのみなさんは、どの政党に投票するか決めましたか?
世間では、年金や消費税についての話題が盛り上がっているようですが、
環境問題についてはどうなんでしょうか?
そんな声に応えるべく、各政党の環境に関するマニフェストについて、
早稲田大学研究所の研究員でランキングをつけてみました。
12人の研究員にアンケート調査を実施し、
研究員には各政党の政策実現性や実現方法について、
マニフェストをよく吟味してもらいランキングをつけてもらいました。
その際、各政党名は伏せた状態でランキングをつけています。
結果はこちら!!!
表の数字がランキングです。
この表は、
1位は50ポイント、2位は40ポイント、3位は30ポイント、4位は20ポイント、5位は10ポイント、記載なしは0ポイントとし、
研究員のアンケート結果をまとめたものです。
ちなみに、総合ポイントでは、
1位 民主党(3450ポイント)
2位 公明党(3060ポイント)
3位 社民党(2230ポイント)
4位 自民党(2130ポイント)
5位 共産党(1530ポイント)
でした。
次回は、ポイントの中身を細かく見ていきましょう。
前回は、インターネット検索サイトのヒット数から環境問題に関する世論の動きを見てみました。
今回は、実際のアンケート結果をもとに、環境問題に関して世論がどのようなことを重要視しているのか見ていきます。
1995-1997年度にかけて行ったアンケートと同様のアンケートを2005年度にも行い、その結果を比較することで、環境問題が時代の流れによってどのように変化しているのか検討してみました。
図のように、エネルギー枯渇、地球温暖化に対する重要度が高まっていることがわかります。また、専門分野(バックグラウンド)が違うだけでも、アンケートの結果が異なっているということもわかりますね。
環境問題とは非常に多面的な要素を含んでいます。それゆえ、環境問題の重要度が時代によって変化してしまうのでしょう。
環境問題を考えるときにはひとつの見方に囚われず、さまざまな見方で考えていくことが大切だと思います。
なぜ、環境問題に関して、さまざまな見方が生まれるのでしょうか。専門家の専門分野が違うと、その専門家の間で意見が180°違ってしまうこともよくありますね。「偽善エコロジー」なんていう言葉もブームになりました。「地球温暖化の原因はCO2ではない」という意見もあるほどです。
そもそも環境問題とは、その人の地域・時代・価値観によって重要視するポイントが異なるはずであり、環境問題に関する意見については、その意見がどのようなバックグラウンドを持ち、どういう立場(業界代表なのか?消費者代表なのか?)で発言されているのかを常に意識するべきであると思います。
では、ひとつの見方として、インターネットを使い世論の動きを見てみましょう。インターネット検索の大手4社(Google,Yahoo!,MSN,goo)を使って、キーワード検索を行ってみました。世論はどんな問題に関心を持っているのでしょうか。
「地球温暖化」が最も注目されているようですね。続いては、「資源の消費」でしょうか。石油価格の高騰、エネルギー問題、京都議定書発効などが影響していると思われます。
あくまでも、これはひとつの見方ですのでこれが全てではありませんが、環境問題に関する項目は、図のように幅広くあるにも関わらず、世論の関心がいくつかの分野に集中してしまっているという現状が、この図からわかります。
次回は、もう少し詳しく世論の動きについて見ていきましょう。