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第10回 温暖化で雨が増える?

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地球温暖化がすすむにつれ、豪雨も多くなってきています。日本での豪雨は、気温や降水量がともに増加している地域に多く、真夏日の日数が増えるともに、一緒に増加していることがわかっています。温暖化との直接的な影響については定かになっていませんが、何らかの関係があることは間違いないようです。


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早稲田大学環境総合研究センター

客員研究員     神宮文代

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 干ばつとは、雨が長い間降らないために農作物などが枯れ、生育が止まってしまう状態をいいます。

 森林は土の中に水分を蓄えておく役割を果たしていますが、熱帯林を伐採してしまうと、その土地は水を蓄える力を失ってしまい、乾季と雨季が起こるたび激しい干ばつと壊滅的な洪水に見舞われるようになります。

砂漠が多い地域から今、世界中に広がっています。タイでは各地の農作物にも影響が出ているそうですが、水不足によるエビの養殖にも影響が出ているとのこと。深刻な問題です。


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早稲田大学環境総合研究センター

客員研究員     神宮文代

第8回 黄砂って何?

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みなさん、こんにちは。

黄砂とは、いったい何でしょう。よくニュースや新聞などで耳にしますね。黄砂は、主に中国大陸の砂漠地帯で発生します。黄砂の正体は、まさに乾いた砂です。これが気流にのって、春先の日本へはるばる上陸します。黄砂の原因は、年々広がってきている砂漠化と考えられます。

黄砂によって日本では、鼻や喉がむずむずしたり、痛くなったりする人も年々増えてきています。 


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早稲田大学環境総合研究センター

客員研究員     神宮文代

 

 

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469maランドがオープンしてからはや1年が経過しました。NHKの「おはよう日本(2009/7/17放送)」でも取り上げられるなど少しずつ関心も高まっているようで何よりです。どんどんバージョンアップを図っていきますので、引き続きよろしくお願いします。

 

さて、私自身は、昨年(2008年)の6月に転居した関係で、ようやく1年分のデータの入力が完了しました。こちらを例に、みなさんに知っておいてほしいことを今回は紹介したいと思います。

 

ポイントは、「CO2排出量の1年間の推移(トレンド)を把握する」ことです。

 

CO2排出量は、夏に向かって増え、秋には少し減少傾向となり、冬に向かって再び増え、春になるとまた減少するというパターンになっていることがわかります。当たり前のことだと思うかもしれませんが、このトレンドを知っているか知っていないかは重要なポイントとなります。

 

どういうことかと言うと、「CO2排出量を前月より削減したい。」と言っても中間期(春、秋のことを意味します)から冷暖房を使う夏季、冬季に向かって、月々のCO2排出量を減らすには相当無理をする必要があります(冷暖房を使用しない生活が許容できるなら別ですが・・・)。このように、CO2排出量の排出量の推移は、季節(気温)や天候等によっても大きく左右されるのです。したがって、CO2排出量の削減計画というものは原則、年間ベースのデータを把握した上でたてるべきものなのです。

 

次回は、もう少し詳しく中身を見てみましょう。

 

 

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"総選挙"のあんな見方こんな見方3

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さあ、総選挙まであと少し!

ということで、469maランドのみなさんが、一番気になるであろう

地球温暖化について、各政党がどんな政策をかかげているのか、主な政策を抜粋して見ていきます。

 

民主党(総合1位 項目別2位)

「温室効果ガス排出量を2020年までに25%、2050年までに60%以上削減する(1990年比)」

・電気代やガス代等の請求書や領収書にCO2排出量等を記載する。。

・カーボンフットプリント制度を導入する。

 

公明党(総合2位 項目別1位)

「温室効果ガス排出量を2020年までに25%、2050年までに80%削減する(1990年比)」

・老朽化施設をCO2排出の少ない最先端施設へ切り替えるよう促進する。

・エコカー新車発売を2020年に新車発売の70%とする。

 

社民党(総合3位 項目別4位)

「温室効果ガス排出量を2020年までに30%、2050年までに80%削減する(1990年比)」

・国内排出取引制度を導入する。

・環境税や炭素税(CO2排出量に比例)を導入する。

 

自民党(総合4位 項目別3位)

「温室効果ガス排出量を2020年までに7%削減する(1990年比)」

・太陽光発電の買い取り制度を導入する。

・省エネ住宅・エコカー減税等の推進をする。

 

共産党(総合5位 項目別5位)

「温室効果ガス排出量を2012年までに6%、2020年までに30%、2050年までに80%削減する(1990年比)」

・国内排出量取引制度や二酸化炭素排出税を導入する。

・政府の地球温暖化対策に関する取組を義務付ける気候保護法を制定する。

 

これらの政策は469maランドのみなさんにわかりやすいように

抜粋したり表現を少し変えていますので、

正確な情報は各政党のウェブサイト等で確認してみて下さいね。

 

 

さて、3回にわたって総選挙についていろいろな見方をしてきましたが、

是非投票の参考にして頂ければ幸いです。

 

"総選挙"のあんな見方こんな見方2

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前回は、各政党の環境問題におけるマニフェストランキングを発表しました。

 

そして今回は、各政党のどんな政策が評価されたのか、各政党のポイントを見ていきます。

 

総合ランキング1位を獲得した民主党や2位の公明党は、

ほぼ全ての項目で高い評価を得ているようですね。



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次回は、気になる地球温暖化の対策について見ていきましょう。

"総選挙"のあんな見方こんな見方1

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さて、総選挙まで1週間を切りました。

469maランドのみなさんは、どの政党に投票するか決めましたか?

世間では、年金や消費税についての話題が盛り上がっているようですが、

環境問題についてはどうなんでしょうか?

 

そんな声に応えるべく、各政党の環境に関するマニフェストについて、

早稲田大学研究所の研究員でランキングをつけてみました。

 

12人の研究員にアンケート調査を実施し、

研究員には各政党の政策実現性や実現方法について、

マニフェストをよく吟味してもらいランキングをつけてもらいました。

その際、各政党名は伏せた状態でランキングをつけています。

 

結果はこちら!!!

 

 

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表の数字がランキングです。

この表は、

1位は50ポイント、2位は40ポイント、3位は30ポイント、4位は20ポイント、5位は10ポイント、記載なしは0ポイントとし、

研究員のアンケート結果をまとめたものです。

ちなみに、総合ポイントでは、

1位 民主党(3450ポイント)

2位 公明党(3060ポイント)

3位 社民党(2230ポイント)

4位 自民党(2130ポイント)

5位 共産党(1530ポイント)

 

でした。

次回は、ポイントの中身を細かく見ていきましょう。

"世論"のあんな見方こんな見方?

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前回は、インターネット検索サイトのヒット数から環境問題に関する世論の動きを見てみました。

今回は、実際のアンケート結果をもとに、環境問題に関して世論がどのようなことを重要視しているのか見ていきます。

 

1995-1997年度にかけて行ったアンケートと同様のアンケートを2005年度にも行い、その結果を比較することで、環境問題が時代の流れによってどのように変化しているのか検討してみました。

図のように、エネルギー枯渇、地球温暖化に対する重要度が高まっていることがわかります。また、専門分野(バックグラウンド)が違うだけでも、アンケートの結果が異なっているということもわかりますね。

 

 

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環境問題とは非常に多面的な要素を含んでいます。それゆえ、環境問題の重要度が時代によって変化してしまうのでしょう。

環境問題を考えるときにはひとつの見方に囚われず、さまざまな見方で考えていくことが大切だと思います

 

"世論"のあんな見方こんな見方1

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なぜ、環境問題に関して、さまざまな見方が生まれるのでしょうか。専門家の専門分野が違うと、その専門家の間で意見が180°違ってしまうこともよくありますね。「偽善エコロジー」なんていう言葉もブームになりました。「地球温暖化の原因はCO2ではない」という意見もあるほどです。

そもそも環境問題とは、その人の地域・時代・価値観によって重要視するポイントが異なるはずであり、環境問題に関する意見については、その意見がどのようなバックグラウンドを持ち、どういう立場(業界代表なのか?消費者代表なのか?)で発言されているのかを常に意識するべきであると思います。

 

では、ひとつの見方として、インターネットを使い世論の動きを見てみましょう。インターネット検索の大手4社(GoogleYahoo!MSNgoo)を使って、キーワード検索を行ってみました。世論はどんな問題に関心を持っているのでしょうか。

 

 

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「地球温暖化」が最も注目されているようですね。続いては、「資源の消費」でしょうか。石油価格の高騰、エネルギー問題、京都議定書発効などが影響していると思われます。

あくまでも、これはひとつの見方ですのでこれが全てではありませんが、環境問題に関する項目は、図のように幅広くあるにも関わらず、世論の関心がいくつかの分野に集中してしまっているという現状が、この図からわかります。

 

次回は、もう少し詳しく世論の動きについて見ていきましょう。

 

第7回 暖冬で雪不足

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みなさん、こんにちは。

前回は、暖冬についてお話しました。

ところで、暖冬の影響は、桜だけに起こっていることではありません。今年度の冬は、雪不足でスキー場に必須の雪が降らず、スキーを楽しみにしている人々の楽しみを奪い、スキー場で生計を立てている人々にも大きな打撃を与えました。

寒さが苦手な私にとって暖冬は悪いことではありませんが、日本人として風情ある四季折々の変化が味わえないのは残念ですね。


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出典:ジュニアスキーHP(http://juniorski.blog88.fc2.com)


早稲田大学環境総合研究センター

客員研究員   神宮文代

早稲田大学 小野田准教授のワンポイントエコ授業
 
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