皆さん、電力と電力量の違いはご存知ですか?
節電や省エネに関する記事などを見ていると、「これは電力と電力量を取り違えているな」と思うような記事が時々あります。
では、電力と電力量はどのように違うのでしょうか。
電力とは、単位時間に電流がする仕事量のことを「電力」と呼んでいます。簡単にいうと、瞬間的な電気の量ということができます。単位はWやkWです。
電力量とは電力に時間を掛けたものであり、使用した量のことです。単位はWh(W時)やkWh(kW時)です。
えっ?これでもわかりにくいって?そうなんです、ちょっとわかりにくいんです。
でも、電力を水に例えて考えると分かりやすいんですよ。瞬時の流量と電力、溜まった水の量と電力量は似ています。
蛇口を調節して、初めの30分間は5[L/時間]、その後30分間は10[L/時間]の流量で水をためたとすると、
5[ L/時間]×0.5[時間]+10[L/時間]×0.5[時間]=7.5[L]
となり、容器には1時間で7.5[L]たまります。
電力と電力量も同じようなものです。
初めの30分間は電力5[W]、その後30分間は電力10[W]使用すると、
5[W]×0.5[時間]+10[W]×0.5[時間]=7.5[Wh]
となり、1時間で7.5[Wh]使ったことになります。
【出典:山浦綜合事務所WEBサイト】
なんとなく分かりましたか?
こんなことに気をつけて記事を見ると楽しいですよ!