みなさん、こんにちは。
暑くなったり、雨が降ったり、不安定な天気が続いています。こういう日は風が多少なりともあれば体感温度も下がり、快適に過ごせますよね。
さて、今回はその「風」をキーワードに、デンマークの島"ロラン島"のエネルギーへの取り組みについてお話します。
デンマークはたくさんの島々からなる国で、『人魚姫』が生まれた国として知られています。
ロラン島は風に恵まれていて、日本とは異なり、コンスタントに一定の強い風が吹きます。それを活かした"風力発電"が盛んに行われており、風車がたくさん立っています。この風力発電で得たエネルギーでロラン島の人々はクリーンでエコな生活を送っているわけです。
ここで重要なのは、島の特長をよく知るロラン島の人たち自らが再生可能エネルギーである風力発電に積極的にかかわり今に至るという経緯です。
日本で風力発電を行える場所は限られているかもしれません。しかし、自分たちの土地にあったエネルギーの作り方、地産地消のありかたを学ぶ上でロラン島の人々の本気度は参考になります。とくに、"島民自ら"という姿勢は我が国に欠けている点だと思います。
早稲田大学環境総合研究センター
招聘研究員 神宮文代