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根のある暮し第20回「お米、野菜の次は。果樹を楽しんでみませんか」

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   農山村巡りを始めて3年目になりました。それに伴って、野菜づくり、米づくり、味噌づくりに参加し、今年は酒米?酒づくりや、果樹などへ領域を広げています。平日は近くの貸し菜園で野菜をつくり、週末は限界集落の耕作放棄地での開墾や、都内でのグリーン・イベントに参加している。そんな日々です。

   果樹といえば、4月に南アルプス市で「桃の花びらジャム」づくりを体験してきました。南アルプス市は山梨県の西部にあって、東京から120km圏に位置しています。平成14年に4町2村が合併し、日本初のカタカナ名の市として誕生しました。南アルプス登山の拠点として数多くの登山客が訪れます。小笠原流礼法の祖である小笠原氏発祥の地として、また、武田信玄の生母の出身地でもあり、信玄堤遺跡群など武田氏に関する史跡も多く残されています。

   特産品の果樹は江戸時代から「甲州八珍果」と言われ、色々な種類の果樹産地として栄えてきました。4月、ピンクの桃の花に始まり、初夏にはさくらんぼ摘みが人気で、スモモの生産量も日本一です。桃・ブドウ・柿・キウイなど一年を通じ色々な果物が生産されています。 とはいえ、永年作物である果樹は、技術の習得に時間がかかり、高齢化による遊休農地の増加など、果樹産地の継承が難しい状況になりつつあります。 

   「4月は桃の花がピンクの絨毯みたいですよ」とお聞きしていたので、今年の花見は南アルプス市で!と考えていました。そして、4月10日に、食育イベント「桃の花びらジャムづくり」があると聞いて、でかけたのです。桃やスモモは枝に数個の花を残して蕾を落とし、ふくらんできた実の中から最も大きなものを残すという作り方をするのだそうです。ということは多くの花は不要となるわけです。その花の花びらを活用するのが、この「桃の花びらジャム」なのです。ヨーグルトやシフォンケーキにかけるも良し、お湯でとけば桃の花びらティーにもなります。

 

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                                                         桃の花

 

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                              桃の花びらを摘む。逆さにした傘に花びらを落とす

   食育イベントには親子連れを中心に25人が参加。毎月季節の農作業や農産物に合せた食育プログラムが実施されています。運営は、果樹農家さんらが中心のNPO法人「南アルプス・ファームフィールドトリップ」が行っています。

※やまなし食育探検隊 http://syokuiku.npo-farm.net/

   5月下旬?サクランボ、6月スモモ、7月桃、ブルーベリーと果樹の季節到来です!現地で摘んで食べる"完熟フルーツ"。味が濃くて甘くて最高。また、完熟フルーツで作るジャムとか、ワイン漬けとか楽しみが広がります。

 

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                                桃の花びらジャム(作った人の写真がラベルに)