米印(※)とは?意味・使い方・出し方とアスタリスク(*)との違いを解説

チラシの「※価格は税込です」や、資料の「※2026年10月時点」など、米印「※」は注意書きでよく見かける記号です。ところが、キーボードのどこにあるのかわからない、注釈の番号の付け方が合っているか不安、英語の資料でも使っていいのか迷う、という人も多いのではないでしょうか。この記事では、米印の意味と読み方、正しい使い方、パソコンやスマホでの出し方、よく似たアスタリスク(*)との違いまでを、初心者にもわかるように整理します。
結論
米印(※)とは、本文に補足や注意書きがあることを知らせる記号です。「こめじるし」と読みます。キーボードに専用のキーはなく、日本語入力で「こめ」と打って変換すると出せます。日本語の文書でよく使われる記号で、英語の文書では、同じ役割をアスタリスク(*)などが受け持つのが一般的です。
米印とは?意味と読み方
読み方と名前の由来
「※」は「こめじるし」と読みます。形が漢字の「米」に似ていることから、この名前で呼ばれています。漢字で書くと「米印」です。文の中で「※」を読み上げることは少なく、読むとしても「こめじるし」や「注(ちゅう)」と言いかえるのが一般的です。
米印の役割
米印の役割は、「ここに補足があります」と読み手の目を引くことです。本文に書くと長くなってしまう条件や例外、注意点を、本文から切り離して短く添えるときに使います。
- 補足する — 「※詳しくは別紙をご覧ください」のように、情報を付け足す
- 注意を促す — 「※返品はお受けできません」のように、見落としてほしくない条件を示す
- 注釈の目印にする — 本文の「※1」と、欄外の「※1」を対応させて、説明の場所を示す
どこの国で使われる記号か
米印は、主に日本語の文書で使われる記号です(韓国語の文書でも使われます)。英語圏ではあまりなじみがなく、同じ役割はアスタリスク(*)や、短剣のような形のダガー(†)が受け持ちます。海外向けの資料では、米印ではなくアスタリスクを使うほうが伝わりやすいでしょう。
米印の使い方【場面別】
注意書き・補足を添える
もっともよく見る使い方です。文の頭に「※」を置いて、そのあとに補足を書きます。
- 価格の表示 — ※表示価格はすべて税込です
- 条件や例外 — ※一部の商品は対象外です
- 情報の時点 — ※2026年10月時点の情報です
注意書きは、本文のすぐ下か、ページや表の最後にまとめて置くと、読み手が見つけやすくなります。
番号付きの注釈(※1、※2)
補足がいくつもあるときは、米印に番号を付けて、本文と注釈を対応させます。
| 場所 | 書き方の例 |
|---|---|
| 本文 | 月額980円※1で、初月は無料※2です。 |
| 注釈(欄外) | ※1 税込価格です。 ※2 初めてご利用の方に限ります。 |
本文側の「※1」は、対象の言葉のすぐ後ろに付けます。注釈側は、本文に出てきた順に番号をそろえるのが基本です。番号が飛んだり、本文に出てこない注釈が残ったりしないよう、最後に見直しましょう。
表やグラフに出典や条件を添える
表やグラフの下に「※出典:〇〇調査(2026年)」「※小数点以下は四捨五入」のように書くと、数字の根拠や読み方の前提を伝えられます。とくに、合計が100%にならない理由など、読み手が「あれ?」と思いそうな点を先回りして補足しておくと、問い合わせや誤解を減らせます。
チラシ・広告での注意書き
チラシや広告では、「※一部店舗を除く」「※数量限定」のように、条件を米印で添えることがよくあります。ただし、大きな文字で強くアピールしておきながら、小さな米印の注意書きでその内容を大きく打ち消すような書き方は、読み手に誤解を与えるおそれがあります。条件は見やすい大きさと場所で、はっきり書くようにしましょう。
ビジネス文書・メール
社内資料やメールでも、補足や注意を示すのに使えます。米印は昔から使われている標準的な記号で、環境によって文字化けする心配はほとんどありません。ただし、1通のメールに何度も使うと、どれが大事な情報なのかわかりにくくなります。本当に注意してほしいことだけに絞りましょう。
米印の出し方【デバイス別】
パソコン(Windows・Mac)
キーボードには米印のキーがありません。日本語入力モードで「こめ」と入力して変換すると、変換候補に「※」が出てきます。「きごう」と入力して変換し、記号の一覧から選ぶ方法もあります。
iPhone・Android
スマホでも同じく、日本語のキーボードで「こめ」と入力すると、変換候補に「※」が表示されます。よく使う人は、ユーザー辞書(単語登録)に登録しておくと、すぐに出せて便利です。
| デバイス | 出し方 |
|---|---|
| Windows・Mac | 日本語入力で「こめ」→ 変換 →「※」 |
| iPhone・Android | 日本語キーボードで「こめ」→ 変換候補から「※」 |
| どの環境でも | 「きごう」と入力して変換し、記号の一覧から選ぶ |
米印には全角しかなく、半角の「※」はありません。英数字だけで書く場面(URLやファイル名など)では使わないようにしましょう。
あわせて読みたい記号への理解をさらに深める2記事
米印とアスタリスク(*)の違い
形と役割の違い
アスタリスク「*」は、星のような形をした記号です。英語の文書では、米印と同じように注釈の目印として使われます。一方で、パソコンやプログラミングの世界では、かけ算の記号や、「何でもよい」を表す記号(ワイルドカード)として使われるのが大きな違いです。
| 項目 | 米印(※) | アスタリスク(*) |
|---|---|---|
| 読み方 | こめじるし | アスタリスク |
| 主に使う文書 | 日本語の文書 | 英語の文書・パソコン全般 |
| 文書での役割 | 注意書き・注釈の目印 | 注釈の目印・必須項目の印 |
| パソコンでの役割 | 特になし | かけ算(3*4)、ワイルドカード(*.xlsx) |
| キーボード | キーなし(変換で出す) | キーあり(半角も全角もある) |
どちらを使えばいい?
日本語の資料やチラシなら米印、英語の資料ならアスタリスク、と考えておけば大きく外れることはありません。入力フォームの「必須項目」の印は、日本語のサイトでもアスタリスク(*)を使うのが一般的です。同じ資料の中では、どちらかにそろえることも大切です。
そのほかの似た記号
| 記号 | 名前 | 主な使い方 |
|---|---|---|
| ※ | 米印(こめじるし) | 日本語の注意書き・注釈 |
| * | アスタリスク(半角) | 英語の注釈、かけ算、ワイルドカード |
| * | アスタリスク(全角) | 日本語の文書での注釈や箇条書き |
| † | ダガー(短剣符) | 英語の文書での2つ目以降の注釈 |
よくある間違いと注意点
注釈の番号がずれている
資料を直しているうちに、本文の「※2」を消したのに、欄外の「※2」が残ってしまうことがあります。注釈を足したり消したりしたときは、本文と欄外の番号が1対1で対応しているかを必ず確認しましょう。
大事なことまで米印に入れてしまう
米印の注意書きは、文字が小さく、読み飛ばされやすい場所に置かれがちです。料金や解約の条件など、読み手にとって大事な情報は、米印に隠さず本文にはっきり書きましょう。
英語の資料で使ってしまう
米印は英語圏ではあまり知られていないため、海外向けの資料ではアスタリスク(*)に置き換えるのが安心です。
正しく使うための3つのポイント
- 補足は短く、近くに — 注意書きは1〜2文にまとめ、本文のすぐ下か、ページの最後に置く
- 番号を対応させる — 「※1」「※2」は、本文と欄外で必ずそろえる
- 使い分ける — 日本語の文書は米印、英語の文書やパソコンではアスタリスク
チェックリスト
- 本文の「※」と、欄外の注意書きが対応しているか
- 注釈の番号が、本文に出てくる順にそろっているか
- 料金や条件など大事な情報を、米印の中に隠していないか
- 同じ資料の中で、米印とアスタリスクが混ざっていないか
- 海外向けの資料では、アスタリスクに置き換えたか
よくある質問(FAQ)
Q「※」は何と読みますか?
A「こめじるし」と読みます。形が漢字の「米」に似ていることから付いた名前です。
Q米印はキーボードのどこにありますか?
A米印専用のキーはありません。日本語入力で「こめ」と入力して変換すると出せます。
Q半角の米印はありますか?
Aありません。米印は全角の記号だけです。英数字だけで書く必要がある場面では、半角のアスタリスク(*)を使いましょう。
Qメールで使っても文字化けしませんか?
A米印は昔から日本語の標準的な文字として使われている記号なので、日本語のメールで文字化けする心配はほとんどありません。
Q英語では米印を何と言いますか?
A英語では「reference mark」と呼ばれますが、英語の文書ではほとんど使われません。同じ役割には、アスタリスク(*)やダガー(†)が使われます。
Q「※1」の番号は、本文のどこに付けますか?
A補足したい言葉や数字のすぐ後ろに付けます。たとえば「月額980円※1」のように書き、欄外に「※1 税込価格です。」と対応する説明を書きます。
まとめ
米印(※)は、本文に補足や注意書きがあることを知らせる、日本語の文書でよく使われる記号です。英語の文書やパソコンの世界では、同じような場面でアスタリスク(*)が使われます。
米印を使いこなす5つのポイント
- 1読み方 — こめじるし。形が「米」に似ている
- 2役割 — 補足・注意書き・注釈の目印
- 3出し方 — 日本語入力で「こめ」と打って変換
- 4注釈の番号 — 本文と欄外の「※1」「※2」を必ずそろえる
- 5アスタリスクとの違い — 英語の文書やパソコンでは「*」を使う
まずは「こめ」と入力して、米印を出せるか試してみましょう。ほかの記号の読み方に迷ったときは、記号の一覧表もあわせて活用してください。
研究をシェア!
